OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第52回 作業療法士国家試験 午後 第92問

臨床医学第52回午後

第52回 作業療法士国家試験 午後 第92問(臨床医学)の正答は 5 です。虚血性心疾患は動脈硬化による冠動脈の狭窄・閉塞が原因で、危険因子は高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙・肥満など、むしろ過栄養側の要因である。

問題
高齢者にみられる病態のうち、低栄養の関与が低いのはどれか。
  1. 1. 貧血
  2. 2. 褥瘡
  3. 3. 大腿骨骨折
  4. 4. サルコペニア
  5. 5. 虚血性心疾患 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 47.1%参考値

17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 虚血性心疾患

虚血性心疾患は動脈硬化による冠動脈の狭窄・閉塞が原因で、危険因子は高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙・肥満など、むしろ過栄養側の要因である。ほかの4つは、高齢者の低栄養が直接の要因になる病態である。


【各選択肢の解説】

1. 貧血
❌ 誤り。関与が低いとはいえない。正しくは、鉄・ビタミンB12・葉酸・たんぱく質の不足で栄養性貧血が生じ、低栄養の関与が大きい。
2. 褥瘡
❌ 誤り。関与が低いとはいえない。正しくは、低栄養で皮下脂肪・筋が減って骨突出が増え、皮膚や組織の修復力も落ちるため、褥瘡の発生と治りにくさに深く関わる。
3. 大腿骨骨折
❌ 誤り。関与が低いとはいえない。正しくは、低栄養は骨粗鬆症と筋力低下による転倒の両方を招き、大腿骨(近位部)骨折の要因となる。
4. サルコペニア
❌ 誤り。関与が低いとはいえない。正しくは、たんぱく質・エネルギーの摂取不足は筋量・筋力の低下を進め、サルコペニアの主要な要因である。
5. 虚血性心疾患
✅ 正しい。冠動脈の動脈硬化を進めるのは高血圧・脂質異常症・糖尿病・喫煙などであり、低栄養はその主な原因ではない。

【試験対策ポイント】

病態低栄養との関係
貧血鉄・ビタミンB12・葉酸・たんぱく質不足
褥瘡骨突出・組織修復力の低下
大腿骨骨折骨粗鬆症・転倒
サルコペニアたんぱく質・エネルギー不足
虚血性心疾患主因は動脈硬化(過栄養側の危険因子)

高齢者の低栄養は「筋・骨・皮膚・血液」に出ると覚える。

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