OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第72問

解剖学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第72問(解剖学)の正答は 5 です。正常な膝関節屈曲は、大腿後面と下腿後面の筋・軟部組織がぶつかって止まるので、最終域感は軟部組織性である。

問題
正常な膝関節を屈曲したときの最終域感で正しいのはどれか。
  1. 1. 虚性
  2. 2. 筋性
  3. 3. 骨性
  4. 4. 靱帯性
  5. 5. 軟部組織性 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 56.4%標準

39人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 軟部組織性

正常な膝関節屈曲は、大腿後面と下腿後面の筋・軟部組織がぶつかって止まるので、最終域感は軟部組織性である。正常の最終域感(骨性・靱帯性・筋性・軟部組織性)と異常の最終域感(虚性など)の例を見分ける問題。


【各選択肢の解説】

1. 虚性
❌ 誤り。虚性は正常の関節では起こらない。正しくは強い痛みのため、組織の抵抗を感じる前に患者が運動を止める異常な最終域感である。
2. 筋性
❌ 誤り。筋性は筋が伸ばされ切ったときの弾力のある感触で、膝屈曲の止まり方ではない。正しくは筋性は膝伸展位での股関節屈曲(ハムストリングスの伸張)などでみられる正常な最終域感。
3. 骨性
❌ 誤り。膝屈曲の最終域で骨どうしは当たらない。正しくは骨性は骨と骨が当たる硬い感触で、肘関節伸展(肘頭が肘頭窩に当たる)が代表例。
4. 靱帯性
❌ 誤り。膝屈曲は靱帯が張る前に軟部組織どうしが当たって止まる。正しくは靱帯性(関節包性)は靱帯・関節包が張る硬めの感触で、膝関節伸展などでみられる。
5. 軟部組織性
✅ 正しい。大腿後面と下腿後面の筋が押し合い、柔らかく押しつぶすような感触で止まる。肘関節屈曲(前腕と上腕の筋が当たる)も同じ軟部組織性である。

【試験対策ポイント】

最終域感感触正常の例
骨性硬く急に止まる肘関節伸展
靱帯性硬めでわずかにたわむ膝関節伸展
筋性弾力がある膝伸展位の股関節屈曲
軟部組織性柔らかく押しつぶす膝関節屈曲・肘関節屈曲
虚性抵抗を感じる前に痛みで止まるなし(異常)
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