OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午前 第71問

解剖学第53回午前

第53回 作業療法士国家試験 午前 第71問(解剖学)の正答は 2 です。肩甲骨の下方回旋は、関節窩が下を向く方向の回旋である。

問題
肩甲骨の下方回旋に作用する筋はどれか。
  1. 1. 前鋸筋
  2. 2. 小胸筋 ✓
  3. 3. 小円筋
  4. 4. 棘下筋
  5. 5. 鎖骨下筋

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 27.7%難問

47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 小胸筋

肩甲骨の下方回旋は、関節窩が下を向く方向の回旋である。小胸筋は肋骨から烏口突起に付き、烏口突起を前下方へ引いて肩甲骨を下方回旋させる。肩甲骨を動かす筋と、肩甲骨から上腕骨へ行く筋(回旋筋腱板)を混ぜて見分けさせる問題。


【各選択肢の解説】

1. 前鋸筋
❌ 誤り。前鋸筋は肩甲骨の下角を前外方へ引くので、関節窩は上を向く。正しくは肩甲骨の上方回旋と外転に働く。
2. 小胸筋
✅ 正しい。第3〜5肋骨から起こり烏口突起に付く。烏口突起を前下方へ引くことで、肩甲骨の下方回旋・下制・前傾を起こす。
3. 小円筋
❌ 誤り。小円筋は肩甲骨から上腕骨の大結節に付くので、肩甲骨そのものは回旋させない。正しくは肩関節の外旋に働く。
4. 棘下筋
❌ 誤り。棘下筋も肩甲骨から上腕骨の大結節に付く回旋筋腱板の筋である。正しくは肩関節の外旋に働く。
5. 鎖骨下筋
❌ 誤り。鎖骨下筋は第1肋骨と鎖骨をつなぐ筋で、肩甲骨には付かない。正しくは鎖骨を下内方に引き、胸鎖関節を安定させる。

【試験対策ポイント】

肩甲骨の動き主な筋
上方回旋僧帽筋(上部・下部)・前鋸筋
下方回旋小胸筋・菱形筋・肩甲挙筋
  • 肩甲骨から上腕骨に付く筋(棘下筋・小円筋など)は肩関節を動かす筋で、肩甲骨の回旋筋ではない。
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