第53回 作業療法士国家試験 午前 第83問
解剖学第53回午前
第53回 作業療法士国家試験 午前 第83問(解剖学)の正答は 3 です。脊髄ショック期は、損傷直後に損傷髄節より下の脊髄反射が一時的にすべて消える時期である。
問題
脊髄ショック期の徴候として正しいのはどれか。
- 1. 温痛覚解離
- 2. 痙性四肢麻痺
- 3. 肛門括約筋反射消失 ✓
- 4. 深部腱反射亢進
- 5. 排尿反射亢進
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 43.5%難問
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 肛門括約筋反射消失
脊髄ショック期は、損傷直後に損傷髄節より下の脊髄反射が一時的にすべて消える時期である。深部腱反射も仙髄の反射(肛門反射・球海綿体反射)も消失し、麻痺は弛緩性になる。
【各選択肢の解説】
1. 温痛覚解離
❌ 誤り。温痛覚解離は、温痛覚だけが障害され深部覚・触覚が保たれる損傷部位に特有の感覚の解離であり、ショック期の一般的徴候ではない。正しくは、脊髄空洞症や前脊髄動脈症候群などでみられる所見である。
❌ 誤り。温痛覚解離は、温痛覚だけが障害され深部覚・触覚が保たれる損傷部位に特有の感覚の解離であり、ショック期の一般的徴候ではない。正しくは、脊髄空洞症や前脊髄動脈症候群などでみられる所見である。
2. 痙性四肢麻痺
❌ 誤り。正しくは、ショック期の麻痺は弛緩性である。痙性は反射が戻ったショック離脱後に現れる。
❌ 誤り。正しくは、ショック期の麻痺は弛緩性である。痙性は反射が戻ったショック離脱後に現れる。
3. 肛門括約筋反射消失
✅ 正しい。(=正答)仙髄の反射弓も一時的に機能を失うため、肛門反射・球海綿体反射が消える。これらの仙髄反射が戻ることがショック離脱の目安になる。
✅ 正しい。(=正答)仙髄の反射弓も一時的に機能を失うため、肛門反射・球海綿体反射が消える。これらの仙髄反射が戻ることがショック離脱の目安になる。
4. 深部腱反射亢進
❌ 誤り。正しくは、ショック期の深部腱反射は消失する。亢進はショック離脱後に上位運動ニューロン障害の徴候として現れる。
❌ 誤り。正しくは、ショック期の深部腱反射は消失する。亢進はショック離脱後に上位運動ニューロン障害の徴候として現れる。
5. 排尿反射亢進
❌ 誤り。正しくは、ショック期は排尿反射も消失し、膀胱は弛緩して尿閉となる。反射性に排尿が起こる(排尿反射亢進)のはショック離脱後の核上型の神経因性膀胱である。
❌ 誤り。正しくは、ショック期は排尿反射も消失し、膀胱は弛緩して尿閉となる。反射性に排尿が起こる(排尿反射亢進)のはショック離脱後の核上型の神経因性膀胱である。
【試験対策ポイント】
| 項目 | ショック期 | ショック離脱後(核上型) |
|---|---|---|
| 麻痺 | 弛緩性 | 痙性 |
| 深部腱反射 | 消失 | 亢進 |
| 仙髄反射(肛門・球海綿体) | 消失 | 出現 |
| 膀胱 | 尿閉 | 反射性排尿 |
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