OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第25問

作業療法評価学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第25問(作業療法評価学)の正答は 1 です。感覚検査は「調べたい感覚以外の手がかりを入れない」ことが原則である。

問題
感覚検査について正しいのはどれか。
  1. 1. 位置覚検査は手指では側面を把持して行う。 ✓
  2. 2. 温冷覚検査は80℃の温水と0℃の冷水を用いる。
  3. 3. 触覚検査は触れる時間間隔を一定にする。
  4. 4. 振動覚検査は筋腹に音叉を当てる。
  5. 5. 静的2点識別覚検査は左右の同じ部位に同時に刺激を加える。

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 位置覚検査は手指では側面を把持して行う。

感覚検査は「調べたい感覚以外の手がかりを入れない」ことが原則である。位置覚では指の掌側・背側を押さえると、動かす方向が圧覚でわかってしまうため、指の側面を持って動かす。


【各選択肢の解説】

1. 位置覚検査は手指では側面を把持して行う。
✅ 正しい。指の側面を持つと、屈曲・伸展させたときに検者の指が皮膚を押す向きから方向を推測されにくく、関節の位置覚だけを取り出せる。
2. 温冷覚検査は80℃の温水と0℃の冷水を用いる。
❌ 誤り。80℃は熱傷の危険がある。正しくは、温水は40〜45℃程度、冷水は10℃前後を試験管などに入れて用いる。
3. 触覚検査は触れる時間間隔を一定にする。
❌ 誤り。間隔が一定だとリズムで触れるタイミングを予測できてしまう。正しくは、間隔を不規則にして触れる。
4. 振動覚検査は筋腹に音叉を当てる。
❌ 誤り。筋腹では振動が軟部組織に吸収される。正しくは、骨の突出部(内果・外果、橈骨茎状突起など)に音叉を当てる。
5. 静的2点識別覚検査は左右の同じ部位に同時に刺激を加える。
❌ 誤り。左右同時の刺激は二点同時刺激(消去現象)の検査である。正しくは、同じ部位に2点か1点をランダムに当て、2点と判別できる最小の距離を求める。

【試験対策ポイント】

検査正しいやり方
位置覚指の側面を持って動かす
温冷覚温40〜45℃程度・冷10℃前後
触覚閉眼・不規則な間隔
振動覚骨突出部に音叉
2点識別同一部位に2点/1点をランダムに
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