OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第24問

作業療法評価学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第24問(作業療法評価学)の正答は 2 です。段階付けは「何を変えるとどの機能への負荷が変わるか」で考える。

問題
作業における段階付けと目標機能の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 塗り絵の色の多さ ── 遂行機能
  2. 2. 織物の模様の複雑さ ── 注意機能 ✓
  3. 3. ビーズの指輪のビーズの大きさ ── 記憶機能
  4. 4. 陶芸の粘土の硬さ ── 手指巧緻性
  5. 5. 革細工の革の厚さ ── 視覚運動協応

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 織物の模様の複雑さ ── 注意機能

段階付けは「何を変えるとどの機能への負荷が変わるか」で考える。模様が複雑になるほど、図案を見ながら糸の順序を追い続ける必要があり、注意(持続・選択)への要求が上がる。大きさ・硬さ・厚さは主に巧緻性や筋力の負荷を変える要素である。


【各選択肢の解説】

1. 塗り絵の色の多さ ── 遂行機能
❌ 誤り。色数を増やすと色の識別・選択の負荷が増えるが、遂行機能(目標を立て、計画・手順を組み、進み具合を確かめて修正する力)の段階付けにはならない。正しくは、遂行機能は工程の数や手順を自分で組み立てる範囲で段階付けする。
2. 織物の模様の複雑さ ── 注意機能
✅ 正しい。単純な模様から複雑な模様にすると、図案と手元を照合し続ける時間と精度が増え、注意への負荷が段階的に上がる。
3. ビーズの指輪のビーズの大きさ ── 記憶機能
❌ 誤り。正しくは、ビーズの大きさで変わるのはつまみ・通す動作の難しさ=手指巧緻性である(小さいほど難しい)。
4. 陶芸の粘土の硬さ ── 手指巧緻性
❌ 誤り。正しくは、粘土の硬さで変わるのはこねる・成形するときの抵抗=筋力である(硬いほど負荷が大きい)。
5. 革細工の革の厚さ ── 視覚運動協応
❌ 誤り。正しくは、革の厚さで変わるのは切る・打つときの抵抗=筋力である。視覚運動協応は、線に沿って切る・穴に合わせて打つといった精度の要求で段階付けする。

【試験対策ポイント】

変える要素主に負荷が変わる機能
模様・図案の複雑さ注意
部品の大きさ(ビーズなど)手指巧緻性
材料の硬さ・厚さ筋力
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