第53回 作業療法士国家試験 午後 第27問
作業療法評価学第53回午後
日常生活における半側空間無視の評価法である Catherine Bergego scale に含まれる内容はどれか。
1. 左に身体が傾く。
2. 左右を間違える。
3. 模写をすると左側を書き忘れる。
4. 髭剃りのときに左に顔が向いてしまう。
5. 移動時に左側にいる人や物にぶつかる。
- 1. 左に身体が傾く。
- 2. 左右を間違える。
- 3. 模写をすると左側を書き忘れる。
- 4. 髭剃りのときに左に顔が向いてしまう。
- 5. 移動時に左側にいる人や物にぶつかる。 ✓
正答:5番
解説
■ 正答:5番 — 移動時に左側にいる人や物にぶつかる。
Catherine Bergego scale(CBS)は半側空間無視患者の日常生活での具体的な支障を評価する実用的なスケールであり、実際の生活場面での行動観察項目を含みます。移動時に左側の人や物にぶつかるという選択肢は、日常生活での実際の支障を反映した典型的な評価項目です。
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【各選択肢の解説】
1. 左に身体が傾く。
❌ 誤り。これは姿勢傾斜の評価であり、CBSの評価項目ではなく、むしろ他の神経学的症候です。
2. 左右を間違える。
❌ 誤り。左右の区別不全は半側空間無視というより方向感覚障害に該当し、CBSには含まれません。
3. 模写をすると左側を書き忘れる。
❌ 誤り。描画テストでの左側の脱落は机上検査であり、CBSは日常生活での行動評価に特化しています。
4. 髭剃りのときに左に顔が向いてしまう。
❌ 誤り。顔の向き反応の異常であり、CBSで評価する日常生活での空間認識の支障ではありません。
5. 移動時に左側にいる人や物にぶつかる。
✅ 正しい。CBSは日常生活場面での実際の支障を評価するもので、移動中の障害物認識の低下は典型的な評価項目です。
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【試験対策ポイント】
• Catherine Bergego scale(CBS)は日常生活での行動観察に基づく評価スケール
• 机上検査(図形模写等)ではなく、実生活場面での支障を評価する
• 半側空間無視による実際の危険行動(転倒、衝突等)が評価項目の特徴