OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第46問

作業療法評価学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第46問(作業療法評価学)の正答は 3 です。PTSD〈外傷後ストレス障害〉への対応の基本は心理教育で、フラッシュバック・回避・過覚醒などの症状は強い体験の後に誰にでも起こりうる反応だと説明する。

問題
PTSD〈外傷後ストレス障害〉への作業療法場面での対応で適切なのはどれか。
  1. 1. 外傷体験後数か月以降は、その体験について触れないようにする。
  2. 2. 外傷体験直後は、予防のためにその体験を詳しく話してもらう。
  3. 3. 外傷体験後に起こる一般的な反応について患者に説明する。 ✓
  4. 4. 外傷体験への馴れが生じないようにする。
  5. 5. 治療は短期間で完結させる。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 84.6%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 外傷体験後に起こる一般的な反応について患者に説明する。

PTSD〈外傷後ストレス障害〉への対応の基本は心理教育で、フラッシュバック・回避・過覚醒などの症状は強い体験の後に誰にでも起こりうる反応だと説明する。症状の理解が進むことで不安や自責感が和らぎ、治療に取り組みやすくなる。


【各選択肢の解説】

1. 外傷体験後数か月以降は、その体験について触れないようにする。
❌ 誤り。正しくは、回避はPTSDの症状の一つで、避け続けると症状が続きやすい。安全な治療関係の中で、回復の段階に合わせて体験を扱う(持続エクスポージャー療法など)。
2. 外傷体験直後は、予防のためにその体験を詳しく話してもらう。
❌ 誤り。正しくは、直後に体験を詳しく語らせる心理的デブリーフィングはPTSDの予防効果が示されておらず、勧められない。直後は安全と安心の確保や生活上の実際的な支援を行い、話すことを強いない。
3. 外傷体験後に起こる一般的な反応について患者に説明する。
✅ 正しい(=正答)。自分の反応が異常なことではないと分かると、自分を責める気持ちや先の見えない不安が軽くなり、症状に対処する方法を学ぶ土台になる。
4. 外傷体験への馴れが生じないようにする。
❌ 誤り。正しくは、エクスポージャー療法では安全な状況で外傷の記憶や避けている場面に繰り返し向き合い、馴れ(馴化)を生じさせることで恐怖反応を弱める。
5. 治療は短期間で完結させる。
❌ 誤り。正しくは、PTSDは慢性化することがあり、回復の経過に合わせて必要な期間支援を続ける。

【試験対策ポイント】

  • 直後:安全・安心の確保と実際的な支援。詳しく語らせない
  • 基本:心理教育(症状は誰にでも起こりうる反応)
  • 治療:安全な関係の中で段階的に外傷体験を扱う。回避を続けさせない・馴れを妨げない
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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