第53回 作業療法士国家試験 午後 第50問
作業療法評価学第53回午後
初回の作業療法面接において適切でないのはどれか。
1. 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。
2. 非言語的表現に注意を向ける。
3. 患者の課題を指摘する。
4. 相づちを活用する。
5. 患者名を確認する。
- 1. 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。
- 2. 非言語的表現に注意を向ける。
- 3. 患者の課題を指摘する。 ✓
- 4. 相づちを活用する。
- 5. 患者名を確認する。
正答:3番
解説
■ 正答:3番 — 患者の課題を指摘する。
初回面接では信頼関係の構築が最優先です。患者の課題を早期に指摘すると、患者が防衛的になり、ラポール形成が阻害されるため適切ではありません。
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【各選択肢の解説】
1. 開いた質問〈オープン・クエスチョン〉から始める。
✅ 正しい。「どのようなことでお困りですか」などの開いた質問により、患者の主訴や背景を自由に語らせることができ、初回面接に適しています。
2. 非言語的表現に注意を向ける。
✅ 正しい。表情、姿勢、声のトーンなどの非言語情報は患者の心理状態や信頼度を読み取る重要な手がかりになります。
3. 患者の課題を指摘する。
❌ 誤り。初回面接で早期に課題指摘すると、患者が評価されていると感じて防衛的になり、ラポール形成が損なわれます。課題の指摘は信頼関係構築後に行うべきです。
4. 相づちを活用する。
✅ 正しい。「そうですか」「なるほど」などの相づちは患者の発話を促進し、傾聴姿勢を示すため、初回面接に適しています。
5. 患者名を確認する。
✅ 正しい。患者確認は基本的な安全対策であり、同時に患者を尊重する態度を示します。
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【試験対策ポイント】
・初回面接では「ラポール形成」と「情報収集」が主目的
・オープン・クエスチョンは初期段階、クローズド・クエスチョンで詳細化
・課題指摘は信頼関係構築後に実施