第53回 作業療法士国家試験 午後 第51問
解剖学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第51問(解剖学)の正答は 3 です。寛骨臼は骨盤の外側面にあり、外側だけでなく前方(と下方)にも向いて開いている。
問題
股関節で正しいのはどれか。
- 1. 顆状関節である。
- 2. 大腿骨頸部は関節包外にある。
- 3. 寛骨臼は前外側を向いている。 ✓
- 4. 寛骨臼は腸骨のみで構成される。
- 5. 腸骨大腿靱帯が関節包後面から補強している。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48.8%難問
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 寛骨臼は前外側を向いている。
寛骨臼は骨盤の外側面にあり、外側だけでなく前方(と下方)にも向いて開いている。大腿骨頭は寛骨臼に深くはまり込む臼状関節(球関節の一種)をつくる。
【各選択肢の解説】
1. 顆状関節である。
❌ 誤り。正しくは、股関節は臼状関節(球関節の一種)で、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の3軸の運動ができる。顆状関節は2軸の関節である。
❌ 誤り。正しくは、股関節は臼状関節(球関節の一種)で、屈曲・伸展、外転・内転、外旋・内旋の3軸の運動ができる。顆状関節は2軸の関節である。
2. 大腿骨頸部は関節包外にある。
❌ 誤り。正しくは、関節包は前面では転子間線まで頸部全体を包み、後面でも頸部の大部分を包む。頸部の大部分は関節包内にある。
❌ 誤り。正しくは、関節包は前面では転子間線まで頸部全体を包み、後面でも頸部の大部分を包む。頸部の大部分は関節包内にある。
3. 寛骨臼は前外側を向いている。
✅ 正しい(=正答)。寛骨臼は骨盤の外側面にあり、開口部が外側・前方・下方を向く。そのため大腿骨頭の前面は寛骨臼に完全には覆われない。
✅ 正しい(=正答)。寛骨臼は骨盤の外側面にあり、開口部が外側・前方・下方を向く。そのため大腿骨頭の前面は寛骨臼に完全には覆われない。
4. 寛骨臼は腸骨のみで構成される。
❌ 誤り。正しくは、寛骨臼は腸骨・坐骨・恥骨の3つの骨で構成され、成長期にはこの3骨がY字形の軟骨で結合している。
❌ 誤り。正しくは、寛骨臼は腸骨・坐骨・恥骨の3つの骨で構成され、成長期にはこの3骨がY字形の軟骨で結合している。
5. 腸骨大腿靱帯が関節包後面から補強している。
❌ 誤り。正しくは、腸骨大腿靱帯は関節包の前面を補強し、股関節の伸展を制限する。後面を補強するのは坐骨大腿靱帯である。
❌ 誤り。正しくは、腸骨大腿靱帯は関節包の前面を補強し、股関節の伸展を制限する。後面を補強するのは坐骨大腿靱帯である。
【試験対策ポイント】
| 靱帯 | 補強する面 |
|---|---|
| 腸骨大腿靱帯(Y靱帯) | 前面(股関節の伸展を制限) |
| 恥骨大腿靱帯 | 前下面 |
| 坐骨大腿靱帯 | 後面 |
- 寛骨臼=腸骨・坐骨・恥骨の3骨、前外側(下方)を向く
- 大腿骨頸部の大部分は関節包内
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