OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第63問

生理学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第63問(生理学)の正答は 2 です。多くの臓器は交感神経と副交感神経の二重支配を受けるが、立毛筋・瞳孔散大筋・大部分の血管平滑筋は交感神経だけで収縮する。

問題
副交感神経の作用で収縮する筋はどれか。
  1. 1. 立毛筋
  2. 2. 排尿筋 ✓
  3. 3. 血管平滑筋
  4. 4. 瞳孔散大筋
  5. 5. 内肛門括約筋

正答:2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 50%参考値

22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2番 — 排尿筋

多くの臓器は交感神経と副交感神経の二重支配を受けるが、立毛筋・瞳孔散大筋・大部分の血管平滑筋は交感神経だけで収縮する。副交感神経で収縮するのは、排尿時に働く膀胱の排尿筋である。


【各選択肢の解説】

1. 立毛筋
❌ 誤り。正しくは、立毛筋は交感神経だけの支配で、交感神経の興奮で収縮する(鳥肌)。
2. 排尿筋
✅ 正しい。膀胱壁の平滑筋で、骨盤神経(副交感神経)の興奮で収縮し、同時に内尿道括約筋がゆるんで排尿が起こる。
3. 血管平滑筋
❌ 誤り。正しくは、大部分の血管平滑筋は交感神経(α受容体)で収縮する。副交感神経が分布する血管(陰茎の血管など)は一部で、そこでは拡張に働く。
4. 瞳孔散大筋
❌ 誤り。正しくは、瞳孔散大筋は交感神経で収縮して散瞳を起こす。副交感神経(動眼神経)が収縮させるのは瞳孔括約筋(縮瞳)。
5. 内肛門括約筋
❌ 誤り。正しくは、内肛門括約筋は交感神経で収縮して蓄便に働き、副交感神経では弛緩する。

【試験対策ポイント】

平滑筋交感神経副交感神経
排尿筋弛緩収縮
内尿道括約筋収縮弛緩
内肛門括約筋収縮弛緩
瞳孔括約筋—収縮
瞳孔散大筋収縮—
立毛筋収縮—

排尿・排便では、排出する側の筋(排尿筋)は副交感で収縮し、出口を締める括約筋(内尿道括約筋・内肛門括約筋)は副交感で弛緩する。瞳孔括約筋は括約筋でも副交感(動眼神経)で収縮するので、「括約筋=副交感で弛緩」と一般化しない。

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