第53回 作業療法士国家試験 午後 第74問
解剖学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第74問(解剖学)の正答は 4 です。転移とは、ある課題の学習が別の課題の学習や成績に影響することで、課題の類似性が高いほどその影響は大きくなる。
問題
運動学習について正しいのはどれか。
- 1. 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上する。
- 2. 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する。
- 3. 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる。
- 4. 2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。 ✓
- 5. パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する。
正答:4番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 28.6%難問
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。
転移とは、ある課題の学習が別の課題の学習や成績に影響することで、課題の類似性が高いほどその影響は大きくなる。影響には促進(正の転移)も妨害(負の転移)もある。
【各選択肢の解説】
1. 動機付けが高いほどパフォーマンスが向上する。
❌ 誤り。正しくは、動機付けとパフォーマンスの関係は逆U字で、中程度の水準で成績が最も高く、高すぎると緊張・不安で成績が下がる(Yerkes-Dodsonの法則)。
❌ 誤り。正しくは、動機付けとパフォーマンスの関係は逆U字で、中程度の水準で成績が最も高く、高すぎると緊張・不安で成績が下がる(Yerkes-Dodsonの法則)。
2. 覚醒レベルが高いほどパフォーマンスが向上する。
❌ 誤り。正しくは、覚醒レベルにも最適な水準があり、低すぎても高すぎても成績は下がる(逆U字)。最適な水準は課題が複雑なほど低い。
❌ 誤り。正しくは、覚醒レベルにも最適な水準があり、低すぎても高すぎても成績は下がる(逆U字)。最適な水準は課題が複雑なほど低い。
3. 学習によるパフォーマンスの向上は直線的に起こる。
❌ 誤り。正しくは、学習曲線は曲線を描く。初期に大きく伸びて次第に伸びが緩やかになる形が多く、途中で伸びが止まる時期(プラトー)を挟むこともある。
❌ 誤り。正しくは、学習曲線は曲線を描く。初期に大きく伸びて次第に伸びが緩やかになる形が多く、途中で伸びが止まる時期(プラトー)を挟むこともある。
4. 2種類の運動課題間に類似性があるほど転移の影響は大きくなる。
✅ 正しい。共通する要素が多いほど、一方で身につけたことがもう一方に持ち込まれやすい。訓練課題を目標の動作に近づけるのはこのため。
✅ 正しい。共通する要素が多いほど、一方で身につけたことがもう一方に持ち込まれやすい。訓練課題を目標の動作に近づけるのはこのため。
5. パフォーマンスの向上がみられなくなることは運動学習の停止を意味する。
❌ 誤り。正しくは、伸びが止まる時期はプラトーと呼ばれ、学習が止まったのではなく、その後に再び向上がみられることがある。
❌ 誤り。正しくは、伸びが止まる時期はプラトーと呼ばれ、学習が止まったのではなく、その後に再び向上がみられることがある。
【試験対策ポイント】
- 転移:類似性が高いほど大きい。促進=正の転移、妨害=負の転移
- 逆U字:動機付け・覚醒は中程度が最適(Yerkes-Dodsonの法則)
- プラトー:見かけ上の停滞で、学習の停止ではない
- パフォーマンス(その場の成績)と学習(持続する変化)は区別する
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