第53回 作業療法士国家試験 午後 第73問
生理学第53回午後
第53回 作業療法士国家試験 午後 第73問(生理学)の正答は 2 です。安静呼吸の吸気は横隔膜(と外肋間筋)の収縮による能動的な運動で、呼気は肺と胸郭の弾性による受動的な運動である。
問題
安静時の呼吸運動で正しいのはどれか。
- 1. 呼気時に腹圧は上昇する。
- 2. 吸気時に横隔膜は下降する。 ✓
- 3. 呼気時に外肋間筋は収縮する。
- 4. 吸気時に気道抵抗は上昇する。
- 5. 胸郭下部は前後方向の動きが左右方向より大きい。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 51.4%標準
35人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 吸気時に横隔膜は下降する。
安静呼吸の吸気は横隔膜(と外肋間筋)の収縮による能動的な運動で、呼気は肺と胸郭の弾性による受動的な運動である。横隔膜は収縮するとドームが平らになって下降し、胸腔が上下に広がる。
【各選択肢の解説】
1. 呼気時に腹圧は上昇する。
❌ 誤り。安静呼気では腹筋は働かない。正しくは、腹圧は吸気時に横隔膜が下がって腹部内臓を押すことで上がり、安静呼気では横隔膜が弛緩・上昇して下がる。
❌ 誤り。安静呼気では腹筋は働かない。正しくは、腹圧は吸気時に横隔膜が下がって腹部内臓を押すことで上がり、安静呼気では横隔膜が弛緩・上昇して下がる。
2. 吸気時に横隔膜は下降する。
✅ 正しい。横隔膜は安静吸気の主な吸気筋で、収縮で下降して胸腔の上下径を広げる。
✅ 正しい。横隔膜は安静吸気の主な吸気筋で、収縮で下降して胸腔の上下径を広げる。
3. 呼気時に外肋間筋は収縮する。
❌ 誤り。正しくは、外肋間筋は肋骨を引き上げる吸気筋で、吸気時に収縮する。努力性呼気では内肋間筋(主に骨間部)や腹筋が働く。
❌ 誤り。正しくは、外肋間筋は肋骨を引き上げる吸気筋で、吸気時に収縮する。努力性呼気では内肋間筋(主に骨間部)や腹筋が働く。
4. 吸気時に気道抵抗は上昇する。
❌ 誤り。正しくは、吸気時は胸腔内圧が陰圧を強め、気道が周りから引き広げられるため気道抵抗は低下する。呼気時は気道が狭まりやすく、抵抗は上がる。
❌ 誤り。正しくは、吸気時は胸腔内圧が陰圧を強め、気道が周りから引き広げられるため気道抵抗は低下する。呼気時は気道が狭まりやすく、抵抗は上がる。
5. 胸郭下部は前後方向の動きが左右方向より大きい。
❌ 誤り。正しくは、下位肋骨は左右方向に広がる動き(バケツハンドル運動)が主体。前後方向の動き(ポンプハンドル運動)が主体なのは上位肋骨。
❌ 誤り。正しくは、下位肋骨は左右方向に広がる動き(バケツハンドル運動)が主体。前後方向の動き(ポンプハンドル運動)が主体なのは上位肋骨。
【試験対策ポイント】
| 部位 | 主な動き | 広がる方向 |
|---|---|---|
| 上位肋骨 | ポンプハンドル運動 | 前後 |
| 下位肋骨 | バケツハンドル運動 | 左右 |
| 横隔膜 | 吸気で収縮・下降 | 上下 |
安静呼気は受動的=呼気筋は働かない。
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