OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第53回 作業療法士国家試験 午後 第84問

リハビリテーション医学第53回午後

第53回 作業療法士国家試験 午後 第84問(リハビリテーション医学)の正答は 3 です。「低下しない」の答えは心拍数(増える)。

問題
廃用症候群によって低下しないのはどれか。
  1. 1. 筋力
  2. 2. 肺活量
  3. 3. 心拍数 ✓
  4. 4. 身体活動性
  5. 5. 胃腸管運動

正答:3番

次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 66.7%参考値

15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 心拍数

否定設問。廃用症候群(不動・安静臥床)では身体の機能が全般に落ちるが、心血管系では1回拍出量が減るのを補うために安静時心拍数が増加する。心拍数は「低下しない」ものにあたる。


【各選択肢の解説】

1. 筋力
❌ 誤り。不動により筋線維が萎縮し、筋力は急速に低下する。特に抗重力筋(下肢・体幹)で目立つ。正しくは筋力は低下する。
2. 肺活量
❌ 誤り。臥位が続くと呼吸筋の筋力低下・胸郭の動きの制限が起こり、肺活量・換気量が低下する。正しくは肺活量は低下する。
3. 心拍数
✅ 正しい。心拍数は低下しない。廃用では循環血液量と1回拍出量が減り、それを補うため安静時心拍数は増加し、起立時には頻脈・起立性低血圧が起こりやすくなる(=正答)。
4. 身体活動性
❌ 誤り。体力・筋力の低下が動く量をさらに減らし、廃用が進む悪循環になる。正しくは身体活動性は低下する。
5. 胃腸管運動
❌ 誤り。活動量の低下で腸蠕動が落ち、食欲低下や便秘を来す。正しくは胃腸管運動は低下する。

【試験対策ポイント】

廃用症候群で起こる変化

  • 筋萎縮・筋力低下、関節拘縮、骨萎縮(骨粗鬆症)
  • 循環:安静時心拍数の増加・起立性低血圧・循環血液量の減少・深部静脈血栓症
  • 呼吸:肺活量の低下・沈下性肺炎
  • 消化:食欲低下・便秘
  • その他:褥瘡・尿路結石・抑うつ・見当識の低下
「低下しない」の答えは心拍数(増える)。増える側の変化として起立性低血圧時の頻脈も一緒に覚える。

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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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