第54回 作業療法士国家試験 午後 第32問
老年期作業療法第54回午後
第54回 作業療法士国家試験 午後 第32問(老年期作業療法)の正答は 3 です。上を向く(頸部伸展)と、咽頭から気管への通り道がまっすぐになって気道が開き、喉頭の閉鎖が間に合いにくくなるため誤嚥しやすい。
問題
椅子座位で高齢者が食事をする際に誤嚥のリスクを高める動作はどれか。
- 1. 頬 杖
- 2. 顎をひく
- 3. 上を向く ✓
- 4. うなずく
- 5. 横を向く
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 80%参考値
15人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 上を向く
上を向く(頸部伸展)と、咽頭から気管への通り道がまっすぐになって気道が開き、喉頭の閉鎖が間に合いにくくなるため誤嚥しやすい。食事中は頸部をやや前屈(顎を軽く引く)に保つのが基本である。
【各選択肢の解説】
1. 頬杖
❌ 誤り。誤嚥のリスクを高める動作として本問で問われているのは頸部伸展で、頬杖はそれに当たらない。正しくは、頬杖は手で頭部を支える姿勢で、頸部を伸展させる動作ではない。
❌ 誤り。誤嚥のリスクを高める動作として本問で問われているのは頸部伸展で、頬杖はそれに当たらない。正しくは、頬杖は手で頭部を支える姿勢で、頸部を伸展させる動作ではない。
2. 顎をひく
❌ 誤り。正しくは、顎を引く(頸部前屈)と喉頭蓋谷が広がり気道の入口が狭まるため、誤嚥を防ぐ方向に働く(顎引き嚥下)。
❌ 誤り。正しくは、顎を引く(頸部前屈)と喉頭蓋谷が広がり気道の入口が狭まるため、誤嚥を防ぐ方向に働く(顎引き嚥下)。
3. 上を向く
✅ 正しい。頸部伸展位では気道が開き、喉頭挙上・喉頭閉鎖と嚥下のタイミングがずれやすい。コップの残りを飲もうとして上を向く場面が典型例である。
✅ 正しい。頸部伸展位では気道が開き、喉頭挙上・喉頭閉鎖と嚥下のタイミングがずれやすい。コップの残りを飲もうとして上を向く場面が典型例である。
4. うなずく
❌ 誤り。正しくは、うなずく動作(頸部前屈)は喉頭蓋谷の残留物を送り込む代償法(うなずき嚥下)として使われ、誤嚥を減らす方向に働く。
❌ 誤り。正しくは、うなずく動作(頸部前屈)は喉頭蓋谷の残留物を送り込む代償法(うなずき嚥下)として使われ、誤嚥を減らす方向に働く。
5. 横を向く
❌ 誤り。正しくは、頸部回旋は向いた側の梨状窩を狭めて反対側へ食塊を通す代償法(横向き嚥下)として使われ、誤嚥を減らす目的で用いられる。
❌ 誤り。正しくは、頸部回旋は向いた側の梨状窩を狭めて反対側へ食塊を通す代償法(横向き嚥下)として使われ、誤嚥を減らす目的で用いられる。
【試験対策ポイント】
| 頭頸部の動き | 誤嚥への影響 |
|---|---|
| 上を向く(伸展) | 気道が開き、誤嚥しやすい |
| 顎を引く(前屈) | 気道の入口が狭まり、誤嚥を防ぐ |
| うなずく | 喉頭蓋谷の残留を除く |
| 横を向く(回旋) | 向いた側の通過を減らし、反対側を通す |
- 食器は飲み口の広いコップや切り込みのあるコップにすると、上を向かずに飲める
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