OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第33問

作業療法評価学第54回午後

第54回 作業療法士国家試験 午後 第33問(作業療法評価学)の正答は 3 です。ボツリヌス毒素(BTX-A)は神経筋接合部でのアセチルコリン放出を阻害し、筋の過活動(痙縮・ジストニア)を一時的に抑制する。

問題
ボツリヌス毒素を用いた治療で、効果の一般的な持続期間はどれか。
  1. 1. 1〜2日間
  2. 2. 1〜2週間
  3. 3. 3〜4か月間
  4. 4. 2〜3年間
  5. 5. 4年以上

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 3〜4か月間

ボツリヌス毒素(BTX-A)は神経筋接合部でのアセチルコリン放出を阻害し、筋の過活動(痙縮・ジストニア)を一時的に抑制する。効果持続期間は一般的に3〜4か月(12〜16週)であり、その後は再生された神経終末により効果が消退する。


【各選択肢の解説】

1. 1〜2日間
❌ 誤り。ボツリヌス毒素は局所注射後2〜3日で効果発現が始まるが、持続は数か月。
2. 1〜2週間
❌ 誤り。あまりにも短い。1〜2週間で消退するなら臨床的有用性が大幅に制限される。
3. 3〜4か月間
✅ 正しい。一般的な効果持続期間として3〜4か月が標準とされる。
4. 2〜3年間
❌ 誤り。ボツリヌス毒素の効果は永続しない。長期効果は繰り返し投与によって維持される。
5. 4年以上
❌ 誤り。永続的効果はない。神経再生により効果は必ず消退する。

【試験対策ポイント】

ボツリヌス毒素療法のポイント:作用機序=神経筋接合部でのアセチルコリン放出阻害→筋弛緩、効果持続=約3〜4か月、再投与可能、脳卒中後痙縮・小児脳性麻痺・ジストニアに適応。「リハとの組合せ効果」も重要:注射後の短期間に集中的なリハを実施することで機能改善効果が高まる。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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