第54回 作業療法士国家試験 午後 第36問
リハビリテーション医学第54回午後
第54回 作業療法士国家試験 午後 第36問(リハビリテーション医学)の正答は 4 です。COPDの息切れを減らすADL指導の原則は、腹部を圧迫する深い前屈やしゃがみ込みを避ける・上肢を挙上し続けない・息こらえをしないの3つである。
問題
慢性閉塞性肺疾患患者のADLで息切れを軽減させるための指導として適切なのはどれか。
- 1. 洗髪は両手で行う。
- 2. 靴下の着脱は床に座り行う。
- 3. ズボンの着脱は立位で行う。
- 4. 和式トイレを洋式トイレに変更する。 ✓
- 5. 前開きシャツをかぶり型シャツに変更する。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 94.1%参考値
17人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 和式トイレを洋式トイレに変更する。
COPDの息切れを減らすADL指導の原則は、腹部を圧迫する深い前屈やしゃがみ込みを避ける・上肢を挙上し続けない・息こらえをしないの3つである。和式トイレのしゃがみ込みは腹部を圧迫して横隔膜の動きを妨げるため、洋式に変える4番が適切である。
【各選択肢の解説】
1. 洗髪は両手で行う。
❌ 誤り。両手を頭の上に挙げ続けると、肩甲帯の呼吸補助筋が腕を支えるのに使われて息切れが強まる。正しくは、片手ずつ交互に洗う・肘をついて腕を支えるなどで上肢挙上の負担を減らす。
❌ 誤り。両手を頭の上に挙げ続けると、肩甲帯の呼吸補助筋が腕を支えるのに使われて息切れが強まる。正しくは、片手ずつ交互に洗う・肘をついて腕を支えるなどで上肢挙上の負担を減らす。
2. 靴下の着脱は床に座り行う。
❌ 誤り。床に座ると足元へ手を伸ばすために深い前屈が必要で、腹部が圧迫される。正しくは、椅子に座り、足を組む・足台に載せるなど前屈を浅くして行う。
❌ 誤り。床に座ると足元へ手を伸ばすために深い前屈が必要で、腹部が圧迫される。正しくは、椅子に座り、足を組む・足台に載せるなど前屈を浅くして行う。
3. ズボンの着脱は立位で行う。
❌ 誤り。立位では片足立ちでバランスを保ちながら前屈するため負担が大きい。正しくは、椅子に座って両足を通してから立ち上がって引き上げる。
❌ 誤り。立位では片足立ちでバランスを保ちながら前屈するため負担が大きい。正しくは、椅子に座って両足を通してから立ち上がって引き上げる。
4. 和式トイレを洋式トイレに変更する。
✅ 正しい。洋式便器なら深くしゃがまずに座れるため、腹部の圧迫と立ち座りの負担が減り、横隔膜による呼吸を妨げにくい。
✅ 正しい。洋式便器なら深くしゃがまずに座れるため、腹部の圧迫と立ち座りの負担が減り、横隔膜による呼吸を妨げにくい。
5. 前開きシャツをかぶり型シャツに変更する。
❌ 誤り。逆である。かぶり型は腕を挙げて頭を通す動作が要る。正しくは、かぶり型を前開きシャツに変えると、腕を高く挙げずに着脱できる。
❌ 誤り。逆である。かぶり型は腕を挙げて頭を通す動作が要る。正しくは、かぶり型を前開きシャツに変えると、腕を高く挙げずに着脱できる。
【試験対策ポイント】
| 避ける動作 | 代わりの方法 |
|---|---|
| 上肢挙上の持続(洗髪・かぶり型の更衣) | 片手ずつ・肘をつく・前開きの服 |
| 深い前屈・しゃがみ込み(床座・和式トイレ) | 椅子座位・洋式トイレ・足台 |
| 息こらえ | 動作に呼吸を合わせ、吐きながら動く |
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