OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第96問

臨床医学第54回午後

第54回 作業療法士国家試験 午後 第96問(臨床医学)の正答は 3 です。妄想気分は、まだ具体的な内容がないまま「何か不気味なことが起こりそうだ」「周りの様子が変わった」と感じる、漠然とした不安・緊迫感である。

問題
統合失調症の患者が「不気味な何かが起こりそうだ」と不安緊迫感を訴えた。この症状はどれか。
  1. 1. 考想伝播
  2. 2. 作為体験
  3. 3. 妄想気分 ✓
  4. 4. 妄想知覚
  5. 5. 連合弛緩

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 84.2%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 妄想気分

妄想気分は、まだ具体的な内容がないまま「何か不気味なことが起こりそうだ」「周りの様子が変わった」と感じる、漠然とした不安・緊迫感である。訴えに「何が」という内容がない点で、ほかの選択肢と見分ける。


【各選択肢の解説】

1. 考想伝播
❌ 誤り。正しくは、考想伝播は「自分の考えが周りの人に伝わってしまう」という体験である。
2. 作為体験
❌ 誤り。正しくは、作為体験(させられ体験)は「自分の考えや行動が外部の力に操られている」という体験である。
3. 妄想気分
✅ 正しい(=正答)。内容の定まらない不気味さ・緊迫感で、統合失調症の初期に見られ、のちに具体的な妄想へ進むことがある。
4. 妄想知覚
❌ 誤り。正しくは、妄想知覚は実際に見聞きしたものに、それと関係のない特別な意味を確信的に結びつける体験(例:犬がほえたのを見て、自分が狙われていると確信する)である。
5. 連合弛緩
❌ 誤り。正しくは、連合弛緩は考えのつながりがゆるみ、話のまとまりがなくなる思考形式の障害である。

【試験対策ポイント】

症状内容Schneiderの一級症状
妄想気分内容のない不気味な予感・緊迫感含まれない
妄想知覚実際の知覚に異常な意味づけ含まれる
考想伝播考えが他人に伝わる含まれる
作為体験考え・行動を操られる含まれる
連合弛緩話にまとまりがない含まれない
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それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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