第55回 作業療法士国家試験 午前 第73問
生理学第55回午前
第55回 作業療法士国家試験 午前 第73問(生理学)の正答は 3 です。肺気量の定義は「どの位置から・どの位置まで・どう吐くか」で決まる。
問題
肺機能検査とその説明の組合せで正しいのはどれか。
- 1. 1秒量 ── 安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量
- 2. 残気量 ── 安静呼気位に肺内に残存した肺気量
- 3. 肺活量 ── 最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量 ✓
- 4. 拘束性換気障害 ── %肺活量90%未満
- 5. 閉塞性換気障害 ── 1秒率80%未満
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 肺活量 ── 最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量
肺気量の定義は「どの位置から・どの位置まで・どう吐くか」で決まる。肺活量は最大吸気位から最大呼気位までをゆっくり吐き出した量で、予備吸気量+1回換気量+予備呼気量にあたる。
【各選択肢の解説】
1. 1秒量 ── 安静呼気の呼出開始から1秒間に呼出した肺気量
❌ 誤り。安静呼気から測るのではない。正しくは、1秒量は最大吸気位から一気に最大努力で吐き出したときの、最初の1秒間の呼出量である。
❌ 誤り。安静呼気から測るのではない。正しくは、1秒量は最大吸気位から一気に最大努力で吐き出したときの、最初の1秒間の呼出量である。
2. 残気量 ── 安静呼気位に肺内に残存した肺気量
❌ 誤り。安静呼気位に残る量は残気量ではない。正しくは、残気量は最大呼気位で肺に残る量で、安静呼気位に残る量は機能的残気量(予備呼気量+残気量)である。
❌ 誤り。安静呼気位に残る量は残気量ではない。正しくは、残気量は最大呼気位で肺に残る量で、安静呼気位に残る量は機能的残気量(予備呼気量+残気量)である。
3. 肺活量 ── 最大吸気位からゆっくりと最大呼気位まで呼出した肺気量
✅ 正しい。ゆっくり吐く肺活量に対し、最大努力で一気に吐いた量を努力性肺活量といい、1秒量・1秒率はこの努力性の測定から求める。
✅ 正しい。ゆっくり吐く肺活量に対し、最大努力で一気に吐いた量を努力性肺活量といい、1秒量・1秒率はこの努力性の測定から求める。
4. 拘束性換気障害 ── %肺活量90%未満
❌ 誤り。基準の値が違う。正しくは、拘束性換気障害は%肺活量80%未満である(日本呼吸器学会)。
❌ 誤り。基準の値が違う。正しくは、拘束性換気障害は%肺活量80%未満である(日本呼吸器学会)。
5. 閉塞性換気障害 ── 1秒率80%未満
❌ 誤り。基準の値が違う。正しくは、閉塞性換気障害は1秒率70%未満である(日本呼吸器学会)。
❌ 誤り。基準の値が違う。正しくは、閉塞性換気障害は1秒率70%未満である(日本呼吸器学会)。
【試験対策ポイント】
| 区分 | %肺活量 | 1秒率 |
|---|---|---|
| 正常 | 80%以上 | 70%以上 |
| 拘束性換気障害 | 80%未満 | 70%以上 |
| 閉塞性換気障害 | 80%以上 | 70%未満 |
| 混合性換気障害 | 80%未満 | 70%未満 |
- 残気量=最大呼気位/機能的残気量=安静呼気位
- 「80と70」の入れ替えがひっかけの定番
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