OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午前 第72問

運動学第55回午前

第55回 作業療法士国家試験 午前 第72問(運動学)の正答は 3 です。歩く速さは「歩幅×歩行率」で決まる。

問題
快適歩行から速度を速めた際の変化で正しいのはどれか。
  1. 1. 歩幅は減少する。
  2. 2. 重心の上下動は減少する。
  3. 3. 立脚相の時間は減少する。 ✓
  4. 4. 股関節の屈曲角度は減少する。
  5. 5. 体幹の水平面内回旋運動は減少する。

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 66.7%標準

33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 立脚相の時間は減少する。

歩く速さは「歩幅×歩行率」で決まる。速く歩くと歩幅も歩行率も増え、1歩行周期の時間が短くなるので、立脚相の時間は短くなる。周期に占める立脚相の割合も小さくなり、両脚支持期が短くなる。


【各選択肢の解説】

1. 歩幅は減少する。
❌ 誤り。速度を上げるときは歩幅を伸ばす。正しくは、歩幅は増加し、歩行率(ケイデンス)も増加する。
2. 重心の上下動は減少する。
❌ 誤り。歩幅が大きくなると、立脚中期に重心が高くなり両脚支持期に低くなる差が広がる。正しくは、重心の上下動は増加する。
3. 立脚相の時間は減少する。
✅ 正しい。歩行周期そのものが短くなるため、立脚相の時間は短くなる。速度が上がるほど立脚相の割合も減り、走行になると両脚支持期がなくなる。
4. 股関節の屈曲角度は減少する。
❌ 誤り。歩幅を伸ばすには脚を前へ大きく振り出す必要がある。正しくは、股関節の屈曲角度(と伸展角度)は増加する。
5. 体幹の水平面内回旋運動は減少する。
❌ 誤り。歩幅を伸ばすと骨盤の水平面内の回旋が大きくなる。正しくは、骨盤と体幹の回旋や腕の振りは増加する。

【試験対策ポイント】

項目速度を上げたとき
歩幅・歩行率増加
立脚相の時間・割合減少
両脚支持期減少(走行で消失)
重心の上下動増加
関節の運動範囲・骨盤回旋増加
  • 速度を上げると「時間は短く、動きは大きく」なる
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ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

それでも誤りが残ることがあります。「おかしいな」と思ったらお問い合わせから気軽に教えてください。確認のうえ修正し、皆さんと一緒に解説を育てていきます。

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