第55回 作業療法士国家試験 午前 第75問
病理学概論第55回午前
第55回 作業療法士国家試験 午前 第75問(病理学概論)の正答は 3 です。妊娠初期は胎児の器官ができあがる時期で、この時期に母体が風疹にかかると、ウイルスが胎盤を通って胎児に感染し、先天性風疹症候群(白内障・先天性心疾患・難聴など)を起こす。
問題
胎児期に感染することで先天性奇形を生じるのはどれか。
- 1. MRSA
- 2. 結核菌
- 3. 風疹ウイルス ✓
- 4. B型肝炎ウイルス
- 5. ヘリコバクター・ピロリ菌
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 48%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 風疹ウイルス
妊娠初期は胎児の器官ができあがる時期で、この時期に母体が風疹にかかると、ウイルスが胎盤を通って胎児に感染し、先天性風疹症候群(白内障・先天性心疾患・難聴など)を起こす。妊娠の早い時期ほど起こりやすい。
【各選択肢の解説】
1. MRSA
❌ 誤り。MRSAは胎内感染で奇形を起こす病原体ではない。正しくは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌で、主に医療機関内の接触感染で問題となる。
❌ 誤り。MRSAは胎内感染で奇形を起こす病原体ではない。正しくは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌で、主に医療機関内の接触感染で問題となる。
2. 結核菌
❌ 誤り。結核菌は先天性奇形の原因病原体ではない。正しくは、主に飛沫核(空気)感染で肺結核を起こす細菌である。
❌ 誤り。結核菌は先天性奇形の原因病原体ではない。正しくは、主に飛沫核(空気)感染で肺結核を起こす細菌である。
3. 風疹ウイルス
✅ 正しい。胎盤を通過して胎児の器官形成を障害する。予防の中心は妊娠前のワクチン接種で、生ワクチンのため妊娠中は接種できない。
✅ 正しい。胎盤を通過して胎児の器官形成を障害する。予防の中心は妊娠前のワクチン接種で、生ワクチンのため妊娠中は接種できない。
4. B型肝炎ウイルス
❌ 誤り。B型肝炎ウイルスは奇形の原因にはならない。正しくは、主に出産時に母子感染し、児が持続感染者(キャリア)となることが問題で、出生後のワクチンと免疫グロブリンで予防する。
❌ 誤り。B型肝炎ウイルスは奇形の原因にはならない。正しくは、主に出産時に母子感染し、児が持続感染者(キャリア)となることが問題で、出生後のワクチンと免疫グロブリンで予防する。
5. ヘリコバクター・ピロリ菌
❌ 誤り。ピロリ菌は胎内感染で奇形を起こさない。正しくは、胃粘膜に感染して慢性胃炎・胃十二指腸潰瘍・胃癌の原因となる細菌である。
❌ 誤り。ピロリ菌は胎内感染で奇形を起こさない。正しくは、胃粘膜に感染して慢性胃炎・胃十二指腸潰瘍・胃癌の原因となる細菌である。
【試験対策ポイント】
- 胎内感染で児に障害を起こす病原体:TORCH=トキソプラズマ・その他(梅毒など)・風疹・サイトメガロウイルス・単純ヘルペスウイルス
- 先天性風疹症候群の3徴:白内障・先天性心疾患・難聴
- B型肝炎の母子感染=奇形ではなくキャリア化
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