第55回 作業療法士国家試験 午後 第70問
運動学第55回午後
第55回 作業療法士国家試験 午後 第70問(運動学)の正答は 2・5 です。前腕回内の主動作筋は円回内筋・方形回内筋だが、選択肢の中では腕橈骨筋(回外位から中間位へ戻す)と橈側手根屈筋(補助)が回内に働く。
問題
前腕回内の作用をもつのはどれか。2つ選べ。
- 1. 上腕筋
- 2. 腕橈骨筋 ✓
- 3. 上腕二頭筋
- 4. 上腕三頭筋
- 5. 橈側手根屈筋 ✓
正答:2・5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・5番 — 腕橈骨筋・橈側手根屈筋
前腕回内の主動作筋は円回内筋・方形回内筋だが、選択肢の中では腕橈骨筋(回外位から中間位へ戻す)と橈側手根屈筋(補助)が回内に働く。上腕二頭筋は逆の回外筋である。
【各選択肢の解説】
1. 上腕筋
❌ 誤り。回内には働かない。正しくは尺骨(尺骨粗面)に停止するため前腕の回旋には関わらず、肘関節屈曲だけに働く。
❌ 誤り。回内には働かない。正しくは尺骨(尺骨粗面)に停止するため前腕の回旋には関わらず、肘関節屈曲だけに働く。
2. 腕橈骨筋
✅ 正しい。前腕を中間位に戻す方向に働くため、回外位からは回内に作用する(回内位からは回外に作用する)。
✅ 正しい。前腕を中間位に戻す方向に働くため、回外位からは回内に作用する(回内位からは回外に作用する)。
3. 上腕二頭筋
❌ 誤り。回内ではない。正しくは橈骨粗面に停止し、肘関節屈曲とともに前腕回外の強力な作動筋である。
❌ 誤り。回内ではない。正しくは橈骨粗面に停止し、肘関節屈曲とともに前腕回外の強力な作動筋である。
4. 上腕三頭筋
❌ 誤り。回内には働かない。正しくは尺骨の肘頭に停止し、肘関節伸展に働く(長頭は肩関節伸展にも働く)。
❌ 誤り。回内には働かない。正しくは尺骨の肘頭に停止し、肘関節伸展に働く(長頭は肩関節伸展にも働く)。
5. 橈側手根屈筋
✅ 正しい。上腕骨内側上顆から起こり第2中手骨底に停止するため、手関節屈曲・橈屈に加えて前腕回内を補助する。
✅ 正しい。上腕骨内側上顆から起こり第2中手骨底に停止するため、手関節屈曲・橈屈に加えて前腕回内を補助する。
【試験対策ポイント】
| 筋 | 前腕への作用 |
|---|---|
| 円回内筋・方形回内筋 | 回内(主動作筋) |
| 橈側手根屈筋 | 回内(補助) |
| 腕橈骨筋 | 中間位へ(回外位→回内・回内位→回外) |
| 上腕二頭筋・回外筋 | 回外 |
| 上腕筋・上腕三頭筋 | 回旋に関与しない |
「肘を曲げる筋」でも停止が橈骨か尺骨かで回旋作用の有無が分かれる。
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