OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午後 第77問

病理学概論第55回午後

第55回 作業療法士国家試験 午後 第77問(病理学概論)の正答は 3 です。副腎皮質ステロイドを長く使うと、骨形成の抑制・腸管からのカルシウム吸収の低下・骨吸収の促進が重なって骨量が減る(ステロイド性骨粗鬆症)。

問題
ステロイド薬の長期投与によって生じやすいのはどれか。
  1. 1. 腎不全
  2. 2. 低血圧
  3. 3. 骨粗鬆症 ✓
  4. 4. 体重減少
  5. 5. 高カリウム血症

正答:3番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 73.7%参考値

19人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:3番 — 骨粗鬆症

副腎皮質ステロイドを長く使うと、骨形成の抑制・腸管からのカルシウム吸収の低下・骨吸収の促進が重なって骨量が減る(ステロイド性骨粗鬆症)。椎体の圧迫骨折につながる。


【各選択肢の解説】

1. 腎不全
❌ 誤り。ステロイドの代表的な副作用ではない。正しくは代表的な副作用は易感染性・高血糖・消化性潰瘍・骨粗鬆症などである。
2. 低血圧
❌ 誤り。向きが逆である。正しくはナトリウムと水の貯留により高血圧になりやすい。
3. 骨粗鬆症
✅ 正しい。骨芽細胞の働きを抑えて骨形成を減らし、カルシウム吸収も下げるため、長期投与で骨量が減少する。
4. 体重減少
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは食欲が増し脂肪が体幹・顔に付く(中心性肥満・満月様顔貌)ため体重増加しやすい。
5. 高カリウム血症
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは鉱質コルチコイド作用で腎からのカリウム排泄が増え、低カリウム血症になりやすい。

【試験対策ポイント】

ステロイド長期投与の主な副作用

  • 代謝:高血糖・脂質異常・中心性肥満・満月様顔貌
  • 骨・筋:骨粗鬆症・大腿骨頭壊死・ステロイドミオパチー
  • 循環・電解質:高血圧・浮腫・低カリウム血症
  • その他:易感染性・消化性潰瘍・白内障・緑内障・精神症状
  • 急な中止:副腎不全(低血圧など)
選択肢は「高⇔低」「増⇔減」を逆にしたものが多い。

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