第55回 作業療法士国家試験 午後 第82問
人間発達学第55回午後
第55回 作業療法士国家試験 午後 第82問(人間発達学)の正答は 2・4 です。幻肢は切断した四肢がまだあるように感じる現象で、手指・足趾など末梢部ほど鮮明に感じる。
問題
切断後の幻肢で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 幼児の切断では強く現れる。
- 2. 四肢末梢部ほど明確に感じる。 ✓
- 3. いったん出現した幻肢は消失しない。
- 4. 術直後義肢装着法には予防効果がある。 ✓
- 5. 上肢切断よりも下肢切断で強く現れる。
正答:2・4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.7%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・4番 — 四肢末梢部ほど明確に感じる。・術直後義肢装着法には予防効果がある。
幻肢は切断した四肢がまだあるように感じる現象で、手指・足趾など末梢部ほど鮮明に感じる。切断直後から義肢を装着する術直後義肢装着法は、断端への荷重・感覚入力により幻肢(幻肢痛)の予防に役立つとされる。
【各選択肢の解説】
1. 幼児の切断では強く現れる。
❌ 誤り。幼児期の切断や先天性欠損では幻肢は現れにくい。正しくは、身体像(ボディイメージ)が完成した年長児・成人の切断で現れやすい。
❌ 誤り。幼児期の切断や先天性欠損では幻肢は現れにくい。正しくは、身体像(ボディイメージ)が完成した年長児・成人の切断で現れやすい。
2. 四肢末梢部ほど明確に感じる。
✅ 正しい(=正答)。幻肢は手指・足趾などの末梢部ほどはっきり感じられ、近位部はぼやけやすい。特に手指は大脳の体性感覚野で広い領域を占めるため、切断後も感覚が残りやすい。
✅ 正しい(=正答)。幻肢は手指・足趾などの末梢部ほどはっきり感じられ、近位部はぼやけやすい。特に手指は大脳の体性感覚野で広い領域を占めるため、切断後も感覚が残りやすい。
3. いったん出現した幻肢は消失しない。
❌ 誤り。正しくは、幻肢は時間とともに末梢部が断端に近づくように短縮し(テレスコーピング現象)、やがて消失することが多い。
❌ 誤り。正しくは、幻肢は時間とともに末梢部が断端に近づくように短縮し(テレスコーピング現象)、やがて消失することが多い。
4. 術直後義肢装着法には予防効果がある。
✅ 正しい(=正答)。切断直後から断端にソケットをはめて荷重させるため、断端からの感覚入力が早期に入り、幻肢・幻肢痛の予防につながるとされる。
✅ 正しい(=正答)。切断直後から断端にソケットをはめて荷重させるため、断端からの感覚入力が早期に入り、幻肢・幻肢痛の予防につながるとされる。
5. 上肢切断よりも下肢切断で強く現れる。
❌ 誤り。正しくは、手の表象が大きいことから上肢切断のほうが鮮明に現れやすいとする記載が多い。上肢と下肢の差は文献により扱いが分かれるが、下肢切断のほうが強いとはされていない。
❌ 誤り。正しくは、手の表象が大きいことから上肢切断のほうが鮮明に現れやすいとする記載が多い。上肢と下肢の差は文献により扱いが分かれるが、下肢切断のほうが強いとはされていない。
【試験対策ポイント】
- 幻肢:年長児・成人の切断で現れやすい/末梢部ほど鮮明/上肢・下肢どちらの切断でも現れる
- 経過:テレスコーピング現象(短縮)を経て消失することが多い
- 予防・軽減:術直後義肢装着法・早期の義肢装着
- 幻肢(感覚)と幻肢痛(痛み)は別の用語として区別する
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