OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第23問

地域作業療法学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第23問(地域作業療法学)の正答は 1 です。介護予防の3段階の目的を見分ける問題である。

問題
介護予防とその説明の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 一次予防 ─── 活動性を維持させる。 ✓
  2. 2. 二次予防 ─── 身体機能を改善させる。
  3. 3. 二次予防 ─── 要介護状態を改善させる。
  4. 4. 三次予防 ─── 生活習慣を改善させる。
  5. 5. 三次予防 ─── 要介護状態になるのを遅らせる。

正答:1番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 53.8%参考値

13人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1番 — 一次予防 ─── 活動性を維持させる

介護予防の3段階の目的を見分ける問題である。一次予防は活動的な状態にある高齢者を対象に、生活機能(活動性)を維持・向上させる。選択肢5は二次予防、選択肢3は三次予防の説明が入れ替えられている。


【各選択肢の解説】

1. 一次予防 ─── 活動性を維持させる。
✅ 正しい。(=正答)一次予防は要介護状態になる前の元気な高齢者に向けたもので、運動や社会参加を通じて活動的な状態を保ち、生活機能の低下を防ぐことがねらいである。
2. 二次予防 ─── 身体機能を改善させる。
❌ 誤り。正しくは、二次予防の目的は、要介護状態になるおそれの高い高齢者を早期に把握して早期に対応し、要介護状態になるのを防ぐ(遅らせる)ことである。運動器の機能向上などの取り組みはその手段として行われる。
3. 二次予防 ─── 要介護状態を改善させる。
❌ 誤り。要介護状態の改善は二次予防の目的ではない。正しくは三次予防の目的で、要介護状態にある人の状態の改善と重度化の予防を図る。
4. 三次予防 ─── 生活習慣を改善させる。
❌ 誤り。生活習慣の改善は三次予防の目的ではない。正しくは、生活習慣の改善による健康づくりは一次予防の取り組みである。
5. 三次予防 ─── 要介護状態になるのを遅らせる。
❌ 誤り。要介護状態になるのを遅らせるのは三次予防ではない。正しくは二次予防の目的で、三次予防は要介護状態の改善・重度化の予防である。

【試験対策ポイント】

段階対象目的
一次予防活動的な高齢者生活機能の維持・向上
二次予防要介護状態になるおそれの高い高齢者早期発見・早期対応で要介護状態になるのを防ぐ
三次予防要支援・要介護状態の高齢者状態の改善・重度化の予防

(厚生労働省 介護予防マニュアル)

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