第56回 作業療法士国家試験 午前 第24問
作業療法評価学第56回午前
作業分析の観察による評価について最も適切なのはどれか。
1. 観察者の主観により行う。
2. 観察者の経験に左右される。
3. 事前に認知機能評価を行う。
4. 職業関連活動は模擬動作で評価する。
5. 患者の病気に対する認識が評価できる。
- 1. 観察者の主観により行う。
- 2. 観察者の経験に左右される。 ✓
- 3. 事前に認知機能評価を行う。
- 4. 職業関連活動は模擬動作で評価する。
- 5. 患者の病気に対する認識が評価できる。
正答:2番
解説
■ 正答:2番 — 観察者の経験に左右される。
作業分析の観察による評価は、観察者の臨床経験や専門知識によって評価の質が影響を受けることが特徴です。経験豊富なセラピストほど、より詳細かつ正確な観察と分析が可能になります。
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【各選択肢の解説】
1. 観察者の主観により行う。
❌ 誤り。作業分析は客観的・構造化された評価方法であり、観察項目を事前に設定して主観性を最小化するよう設計されています。
2. 観察者の経験に左右される。
✅ 正しい。臨床経験が豊富であるほど、動作の細部や機能障害を正確に認識でき、評価精度が向上します。
3. 事前に認知機能評価を行う。
❌ 誤り。作業分析は作業遂行能力を評価するもので、認知機能評価は別の評価法です。事前評価は必須ではありません。
4. 職業関連活動は模擬動作で評価する。
❌ 誤り。可能な限り実際の作業環境・実物で評価することが原則です。模擬動作は代替手段に過ぎません。
5. 患者の病気に対する認識が評価できる。
❌ 誤り。作業分析は主に身体・認知機能と作業遂行能力を評価するもので、疾病認識(病識)評価は別の目的です。
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【試験対策ポイント】
• 作業分析は「客観的・観察的な」評価法だが、観察者の「経験」に精度が左右される
• 実際の作業環境での実行動作評価が基本原則
• 認知機能評価や病識評価とは異なる独立した評価方法