OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午前 第73問

運動学第56回午前

第56回 作業療法士国家試験 午前 第73問(運動学)の正答は 3 です。腕橈骨筋の主な作用は肘関節屈曲で、前腕に対しては中間位へ戻す方向にはたらく。

問題
上肢の筋と作用の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 上腕二頭筋 ――― 肩関節外旋
  2. 2. 上腕三頭筋 ――― 肩関節内旋
  3. 3. 腕橈骨筋 ――――― 前腕回内 ✓
  4. 4. 円回内筋 ――――― 肘関節伸展
  5. 5. 上腕筋 ―――――― 前腕回外

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — 腕橈骨筋 ――――― 前腕回内

腕橈骨筋の主な作用は肘関節屈曲で、前腕に対しては中間位へ戻す方向にはたらく。回外位からは回内方向に作用するため、選択肢の中で正しい組合せはこれである。


【各選択肢の解説】

1. 上腕二頭筋 ――― 肩関節外旋
❌ 誤り。正しくは、上腕二頭筋の主な作用は肘関節屈曲と前腕回外で、肩関節では屈曲を補助する。肩関節外旋の主な筋は棘下筋・小円筋である。
2. 上腕三頭筋 ――― 肩関節内旋
❌ 誤り。正しくは、上腕三頭筋の主な作用は肘関節伸展で、長頭は肩関節をまたぐため肩関節の伸展・内転も補助する。肩関節内旋の主な筋は肩甲下筋・大円筋などである。
3. 腕橈骨筋 ――――― 前腕回内
✅ 正しい(=正答)。腕橈骨筋は上腕骨外側縁から橈骨茎状突起に付く。回外位では付着部の位置関係から前腕を中間位へ引くため回内方向にはたらく(回内位からは回外方向)。
4. 円回内筋 ――――― 肘関節伸展
❌ 誤り。正しくは、円回内筋の主な作用は前腕回内で、肘関節をまたぐため肘関節屈曲を補助する。肘関節伸展の主な筋は上腕三頭筋である。
5. 上腕筋 ―――――― 前腕回外
❌ 誤り。正しくは、上腕筋は尺骨に付くため前腕の回内・回外には関与せず、作用は肘関節屈曲である。前腕回外の主な筋は回外筋と上腕二頭筋である。

【試験対策ポイント】

筋肘関節前腕
上腕二頭筋屈曲回外
上腕筋屈曲なし
腕橈骨筋屈曲中間位へ(回外位→回内)
円回内筋屈曲補助回内
上腕三頭筋伸展なし
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