第56回 作業療法士国家試験 午前 第100問
臨床医学第56回午前
第56回 作業療法士国家試験 午前 第100問(臨床医学)の正答は 2 です。部分発作(焦点発作)は、意識が保たれるかどうかで単純部分発作(意識障害なし)と複雑部分発作(意識障害あり)に分かれる(ILAE 1981年分類。
問題
てんかんについて正しいのはどれか。
- 1. 女性に多い。
- 2. 単純部分発作は意識障害を伴わない。 ✓
- 3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
- 4. 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。
- 5. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.5%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 単純部分発作は意識障害を伴わない。
部分発作(焦点発作)は、意識が保たれるかどうかで単純部分発作(意識障害なし)と複雑部分発作(意識障害あり)に分かれる(ILAE 1981年分類。2017年分類では「焦点意識保持発作」と「焦点意識減損発作」)。
【各選択肢の解説】
1. 女性に多い。
❌ 誤り。てんかんに女性に多いという性差はない。正しくは男女差は小さく、報告によっては男性にやや多い。
❌ 誤り。てんかんに女性に多いという性差はない。正しくは男女差は小さく、報告によっては男性にやや多い。
2. 単純部分発作は意識障害を伴わない。
✅ 正しい。発作の放電が脳の一部にとどまり、意識に関わる広い範囲に広がらないので、意識は保たれる。発作中の出来事を本人が覚えており、運動症状・感覚症状・自律神経症状などが出る。
✅ 正しい。発作の放電が脳の一部にとどまり、意識に関わる広い範囲に広がらないので、意識は保たれる。発作中の出来事を本人が覚えており、運動症状・感覚症状・自律神経症状などが出る。
3. 高齢になるとてんかんの発症率は低下する。
❌ 誤り。てんかんの発症率は小児期と高齢期の2つの山をもつ。正しくは高齢になると脳卒中・認知症などによる症候性てんかんが増え、発症率は上昇する。
❌ 誤り。てんかんの発症率は小児期と高齢期の2つの山をもつ。正しくは高齢になると脳卒中・認知症などによる症候性てんかんが増え、発症率は上昇する。
4. 熱性けいれんの半数以上はてんかんに移行する。
❌ 誤り。熱性けいれんの多くは成長とともに起こらなくなる。正しくは、てんかんに移行するのは数%程度にとどまる。
❌ 誤り。熱性けいれんの多くは成長とともに起こらなくなる。正しくは、てんかんに移行するのは数%程度にとどまる。
5. 症候性てんかんは特発性てんかんに比べ予後が良い。
❌ 誤り。症候性てんかんは脳の器質的な病変が原因で、薬が効きにくいことが多い。正しくは特発性てんかんのほうが予後が良く、症候性てんかんは予後が不良なことが多い。
❌ 誤り。症候性てんかんは脳の器質的な病変が原因で、薬が効きにくいことが多い。正しくは特発性てんかんのほうが予後が良く、症候性てんかんは予後が不良なことが多い。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 意識 | 2017年分類での呼び方 |
|---|---|---|
| 単純部分発作 | 保たれる | 焦点意識保持発作 |
| 複雑部分発作 | 障害される | 焦点意識減損発作 |
- 特発性(原因が見つからない)=予後良好/症候性(脳の病変あり)=予後不良が多い
- 発症率は小児と高齢者で高い
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