OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第56回 作業療法士国家試験 午後 第28問

作業療法評価学第56回午後

第56回 作業療法士国家試験 午後 第28問(作業療法評価学)の正答は 5 です。FIM5点は「監視」ではなく「最小介助(75%以上を自分で行う)」である。

問題
FIMの点数とADL評価の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. 食事4点 ─── 自助具を介助者に装着してもらい自力で摂取する。
  2. 2. 清拭7点 ─── ループ付きタオルを使用して身体を洗う。
  3. 3. 歩行1点 ─── 1人の介助で15mまで歩行ができる。
  4. 4. トイレ動作3点 ─── 日中は自立しているが夜間は介助者が監視している。
  5. 5. 更衣(下衣)5点 ─── 短下肢装具の装着のみを手伝ってもらう。

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — 更衣(下衣)5点 ─── 短下肢装具の装着のみを手伝ってもらう。

FIM5点は「監視」ではなく「最小介助(75%以上を自分で行う)」である。装具の着脱のみ介助を受け、それ以外の更衣は自力で行っている場合、本人の遂行割合は75%以上であり、5点(最小介助)が妥当。


【各選択肢の解説】

1. 食事4点(最小介助)─── 自助具を介助者に装着してもらい自力で摂取する。
❌ 誤り。自助具の装着介助が必要な場合でも、食事行為自体が自立していれば6点(修正自立)の可能性が高い。介助量の算出が不明確。
2. 清拭7点(完全自立)─── ループ付きタオルを使用して身体を洗う。
❌ 誤り。自助具(ループ付きタオル)使用は修正自立(6点)であり、7点にはならない。
3. 歩行1点(全介助)─── 1人の介助で15mまで歩行ができる。
❌ 誤り。介助が必要でも15m歩行可能であれば2〜4点の範囲。1点は全介助で15m未満。
4. トイレ動作3点(中等度介助)─── 日中は自立しているが夜間は介助者が監視している。
❌ 誤り。日中自立・夜間監視のみであれば監視(5点)相当。3点(中等度介助)は50〜74%を自分で行う状態。
5. 更衣(下衣)5点 ─── 短下肢装具の装着のみを手伝ってもらう。
✅ 正しい。装具着脱のみ介助、他は自立→75%以上自力→最小介助(5点)。

【試験対策ポイント】

FIM点数内容自力割合
7完全自立100%
6修正自立(補助具使用・時間超過)100%
5監視(prompting含む)100%(見守り必要)
4最小介助75%以上
3中等度介助50〜74%
2最大介助25〜49%
1全介助25%未満

「補助具使用=6点(修正自立)」「監視のみ必要=5点」「75%以上自力=4点」 を混同しないように整理する。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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