第56回 作業療法士国家試験 午後 第50問
作業療法評価学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第50問(作業療法評価学)の正答は 5 です。標準予防策は、感染症の診断の有無にかかわらずすべての患者の血液・体液・分泌物・排泄物(汗を除く)・粘膜・損傷した皮膚を感染性があるものとして扱う考え方である(CDC 隔離予防策ガイドライン 2007)。
問題
標準予防策〈standard precautions〉について正しいのはどれか。
- 1. 手洗いは7秒以内で行う。
- 2. 手袋着用前は手洗いの必要はない。
- 3. 感染症患者を隔離することが含まれる。
- 4. 患者同士の接触による感染予防が目的である。
- 5. すべての患者の排泄物は感染性があるとみなす。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
12人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — すべての患者の排泄物は感染性があるとみなす。
標準予防策は、感染症の診断の有無にかかわらずすべての患者の血液・体液・分泌物・排泄物(汗を除く)・粘膜・損傷した皮膚を感染性があるものとして扱う考え方である(CDC 隔離予防策ガイドライン 2007)。未診断の感染症も含めて、病原体が人から人へ広がるのを防ぐ。
【各選択肢の解説】
1. 手洗いは7秒以内で行う。
❌ 誤り。7秒では手指全体を十分に洗えない。正しくは、石けんと流水による手洗いは40〜60秒、アルコール手指消毒は20〜30秒かけて行う(WHO 手指衛生ガイドライン 2009)。
❌ 誤り。7秒では手指全体を十分に洗えない。正しくは、石けんと流水による手洗いは40〜60秒、アルコール手指消毒は20〜30秒かけて行う(WHO 手指衛生ガイドライン 2009)。
2. 手袋着用前は手洗いの必要はない。
❌ 誤り。正しくは、手袋は手指衛生の代わりにはならず、着用前にも外した後にも手指衛生を行う。
❌ 誤り。正しくは、手袋は手指衛生の代わりにはならず、着用前にも外した後にも手指衛生を行う。
3. 感染症患者を隔離することが含まれる。
❌ 誤り。正しくは、隔離(個室管理など)は特定の感染経路をもつ病原体に対して標準予防策に上乗せする感染経路別予防策(接触・飛沫・空気)に含まれる。
❌ 誤り。正しくは、隔離(個室管理など)は特定の感染経路をもつ病原体に対して標準予防策に上乗せする感染経路別予防策(接触・飛沫・空気)に含まれる。
4. 患者同士の接触による感染予防が目的である。
❌ 誤り。患者同士の接触に限った対策ではない。正しくは、感染症の有無にかかわらず、患者・医療従事者を問わず病原体が人から人へ伝播するのを防ぐことが目的である。
❌ 誤り。患者同士の接触に限った対策ではない。正しくは、感染症の有無にかかわらず、患者・医療従事者を問わず病原体が人から人へ伝播するのを防ぐことが目的である。
5. すべての患者の排泄物は感染性があるとみなす。
✅ 正しい。(=正答)排泄物は感染症の有無が分からなくても病原体を含みうるため、すべての患者で感染性ありとして手袋などを用いて扱う。
✅ 正しい。(=正答)排泄物は感染症の有無が分からなくても病原体を含みうるため、すべての患者で感染性ありとして手袋などを用いて扱う。
【試験対策ポイント】
| 区分 | 対象 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 標準予防策 | すべての患者 | 手指衛生・個人防護具・咳エチケット・器材の取扱い |
| 感染経路別予防策 | 特定の病原体をもつ患者 | 接触・飛沫・空気予防策(個室隔離など) |
- 感染性ありとみなすもの=血液・体液・分泌物・排泄物・粘膜・損傷した皮膚(汗は除く)
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