第56回 作業療法士国家試験 午後 第97問
臨床医学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第97問(臨床医学)の正答は 3 です。複雑部分発作(現在の名称は焦点意識減損発作)では意識が曇ったまま歩き回るなどの自動症が起こり、周囲の働きかけは本人に届かない。
問題
てんかん患者が複雑部分発作を起こして部屋を歩き回った際の対応として正しいのはどれか。
- 1. 体をゆする。
- 2. 大声をかける。
- 3. 一緒に移動する。 ✓
- 4. 割り箸を噛ませる。
- 5. 室内に一人きりにする。
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 76.2%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 一緒に移動する。
複雑部分発作(現在の名称は焦点意識減損発作)では意識が曇ったまま歩き回るなどの自動症が起こり、周囲の働きかけは本人に届かない。止めたり刺激したりせず、そばについて一緒に移動し、危険から守りながら発作の終わりを待つのが対応である。
【各選択肢の解説】
1. 体をゆする。
❌ 誤り。意識が曇っているので発作は止まらず、無理な刺激はかえって抵抗や興奮を招く。正しくは、体に触れて止めようとせず、そばで見守る。
❌ 誤り。意識が曇っているので発作は止まらず、無理な刺激はかえって抵抗や興奮を招く。正しくは、体に触れて止めようとせず、そばで見守る。
2. 大声をかける。
❌ 誤り。呼びかけで発作が止まることはなく、興奮や混乱を強めることがある。正しくは、声をかけるなら穏やかにし、発作が終わり意識が戻るのを待つ。
❌ 誤り。呼びかけで発作が止まることはなく、興奮や混乱を強めることがある。正しくは、声をかけるなら穏やかにし、発作が終わり意識が戻るのを待つ。
3. 一緒に移動する。
✅ 正しい。歩く動きを無理に止めると抵抗されやすい。一緒に移動して階段・道路・火元などの危険から遠ざけ、発作の様子と続いた時間を観察する。
✅ 正しい。歩く動きを無理に止めると抵抗されやすい。一緒に移動して階段・道路・火元などの危険から遠ざけ、発作の様子と続いた時間を観察する。
4. 割り箸を噛ませる。
❌ 誤り。口の中を傷つけたり、歯が折れたり、窒息したりする危険がある。正しくは、発作中に口の中に物を入れない。
❌ 誤り。口の中を傷つけたり、歯が折れたり、窒息したりする危険がある。正しくは、発作中に口の中に物を入れない。
5. 室内に一人きりにする。
❌ 誤り。意識が曇ったまま歩くため、転倒・けが・事故の危険がある。正しくは、発作が終わり意識が戻るまでそばについて見守る。
❌ 誤り。意識が曇ったまま歩くため、転倒・けが・事故の危険がある。正しくは、発作が終わり意識が戻るまでそばについて見守る。
【試験対策ポイント】
- 自動症で歩き回る:止めない・一緒に移動・危険物を遠ざける
- 強直間代発作:周囲の危険物をどけ、頭を守り、発作後は側臥位にする
- どの発作でも:口に物を入れない・ゆすらない・一人にしない・発作の時間と様子を記録する
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