第57回 作業療法士国家試験 午前 第1問
作業療法評価学第57回午前
第57回 作業療法士国家試験 午前 第1問(作業療法評価学)の正答は 4・5 です。段階5・4の抵抗は、動く分節の遠位端に、運動と反対の向きに加える(新・徒手筋力検査法 Daniels & Worthingham)。
問題
Danielsらの徒手筋力テスト(段階5及び4)で、検査者が抵抗を与える位置が正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 前腕回内
- 2. 対立運動
- 3. 肘関節屈曲
- 4. 肩関節水平外転 ✓
- 5. 肩甲骨内転と下方回旋 ✓
正答:4・5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 42.9%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4・5番 — 肩関節水平外転・肩甲骨内転と下方回旋
段階5・4の抵抗は、動く分節の遠位端に、運動と反対の向きに加える(新・徒手筋力検査法 Daniels & Worthingham)。図では4と5がこの位置・向きになっており、1〜3は抵抗の加え方が規定と違う。
【各選択肢の解説】
1. 前腕回内
❌ 誤り。図の抵抗の加え方が規定と違う。正しくは前腕遠位部(手関節のすぐ近位)を握り、回外方向へ抵抗を加える。抵抗が手関節より先にかかると、前腕の回旋だけを測れない。
❌ 誤り。図の抵抗の加え方が規定と違う。正しくは前腕遠位部(手関節のすぐ近位)を握り、回外方向へ抵抗を加える。抵抗が手関節より先にかかると、前腕の回旋だけを測れない。
2. 対立運動
❌ 誤り。抵抗の位置が規定と違う。正しくは母指の中手骨頭に抵抗を加え、対立と逆の向き(外旋・伸展・内転の向き)へ戻すように押す。
❌ 誤り。抵抗の位置が規定と違う。正しくは母指の中手骨頭に抵抗を加え、対立と逆の向き(外旋・伸展・内転の向き)へ戻すように押す。
3. 肘関節屈曲
❌ 誤り。図は検査者が手関節付近を握り込んで抵抗している。正しくは、抵抗する手は前腕遠位部の屈側に当て、肘を伸ばす向きへ抵抗を加える。
❌ 誤り。図は検査者が手関節付近を握り込んで抵抗している。正しくは、抵抗する手は前腕遠位部の屈側に当て、肘を伸ばす向きへ抵抗を加える。
4. 肩関節水平外転
✅ 正しい。腹臥位で上肢を台の外に垂らした位置から水平外転させ、上腕遠位部(肘のすぐ近位)の後面に床方向(水平内転の向き)へ抵抗を加えている。肩関節が動かす分節=上腕の遠位端に当たっている。
✅ 正しい。腹臥位で上肢を台の外に垂らした位置から水平外転させ、上腕遠位部(肘のすぐ近位)の後面に床方向(水平内転の向き)へ抵抗を加えている。肩関節が動かす分節=上腕の遠位端に当たっている。
5. 肩甲骨内転と下方回旋
✅ 正しい。腹臥位で手を腰背部に置いた肢位から、肘のすぐ近位の上腕に、肩甲骨を外転・上方回旋させる向き(下外方)へ抵抗を加えている。菱形筋の検査で、上腕をてことして肩甲骨に抵抗を伝える方法である。
✅ 正しい。腹臥位で手を腰背部に置いた肢位から、肘のすぐ近位の上腕に、肩甲骨を外転・上方回旋させる向き(下外方)へ抵抗を加えている。菱形筋の検査で、上腕をてことして肩甲骨に抵抗を伝える方法である。
【試験対策ポイント】
- 抵抗の位置は「その関節が動かす分節の遠位端」。前腕の運動なら前腕遠位、肘の運動も前腕遠位、肩の運動なら上腕遠位
- 前腕・肘の検査で抵抗が手関節より先にかかっている図は、誤りになりやすい
- 向きは必ず運動の逆。図問題は「位置」と「向き」を別々に確かめる
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