OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第29問

作業療法評価学第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第29問(作業療法評価学)の正答は 5 です。WCST(ウィスコンシンカード分類検査)は、概念形成・概念転換・認知的柔軟性を評価し、前頭葉機能(遂行機能)の障害検出に用いられる。

問題
評価法と障害の組合せで正しいのはどれか。
  1. 1. BADS ――――― 気分障害
  2. 2. MMPI ――――― 注意障害
  3. 3. POMS ――――― 視知覚障害
  4. 4. SPTA ――――― 記憶障害
  5. 5. WCST ――――― 遂行機能障害

正答:5番

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解説
■ 正答:5番 — WCST ─── 遂行機能障害

WCST(ウィスコンシンカード分類検査)は、概念形成・概念転換・認知的柔軟性を評価し、前頭葉機能(遂行機能)の障害検出に用いられる。


【各選択肢の解説】

1. BADS ─── 気分障害
❌ 誤り。BADS(行動性注意検査日本版)は遂行機能障害の評価に用いる(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)。気分障害ではない。
2. MMPI ─── 注意障害
❌ 誤り。MMPI(ミネソタ多面人格目録)は人格・精神症状の評価に使用する質問紙法。注意障害の評価ではない。
3. POMS ─── 視知覚障害
❌ 誤り。POMS(Profile of Mood States)は気分・感情状態を評価する質問紙。視知覚障害ではない。
4. SPTA ─── 記憶障害
❌ 誤り。SPTA(標準失語症検査補助テスト / または標準高次動作性検査)は高次脳機能(失語・失行・失認)を評価する。記憶障害の評価ではない。
5. WCST ─── 遂行機能障害
✅ 正しい。WCSTは前頭葉機能の指標として遂行機能(概念形成・保続・転換能力)を評価する。

【試験対策ポイント】

検査評価対象
BADS遂行機能(日常的場面)
WCST遂行機能(概念転換・保続)
FAB前頭葉機能(簡易)
MMPI人格・精神症状
POMS気分状態
RBMT記憶(日常記憶)
BIT半側空間無視

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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