第57回 作業療法士国家試験 午前 第61問
生理学第57回午前
第57回 作業療法士国家試験 午前 第61問(生理学)の正答は 4 です。単一の刺激で起こるのは1回の短い収縮=単収縮である。
問題
骨格筋の収縮について誤っているのはどれか。
- 1. 筋小胞体はCa²⁺を貯蔵している。
- 2. 活動電位は筋収縮に先行して発生する。
- 3. 神経筋接合部にはニコチン受容体が分布する。
- 4. 支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる。 ✓
- 5. 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 46.3%難問
41人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる。
単一の刺激で起こるのは1回の短い収縮=単収縮である。強縮は、前の単収縮が弛緩しきる前に次の刺激が高頻度で加わり、収縮が加重されて起こる。否定設問なので4番が誤りの記述=正答。
【各選択肢の解説】
1. 筋小胞体はCa²⁺を貯蔵している。
✅ 正しい。筋小胞体はCa²⁺を蓄えており、活動電位がT管から伝わるとCa²⁺を細胞質へ放出する。Ca²⁺がトロポニンに結合してアクチンとミオシンが結合できるようになり、収縮が始まる。
✅ 正しい。筋小胞体はCa²⁺を蓄えており、活動電位がT管から伝わるとCa²⁺を細胞質へ放出する。Ca²⁺がトロポニンに結合してアクチンとミオシンが結合できるようになり、収縮が始まる。
2. 活動電位は筋収縮に先行して発生する。
✅ 正しい。筋線維膜の活動電位(電気的興奮)が先に起こり、興奮収縮連関を経て機械的な収縮が起こる。このため刺激から張力の発生までに潜伏期がある。
✅ 正しい。筋線維膜の活動電位(電気的興奮)が先に起こり、興奮収縮連関を経て機械的な収縮が起こる。このため刺激から張力の発生までに潜伏期がある。
3. 神経筋接合部にはニコチン受容体が分布する。
✅ 正しい。運動神経終末から放出されたアセチルコリンは、終板のニコチン性アセチルコリン受容体(イオンチャネル型)に結合し、終板電位を生じる。
✅ 正しい。運動神経終末から放出されたアセチルコリンは、終板のニコチン性アセチルコリン受容体(イオンチャネル型)に結合し、終板電位を生じる。
4. 支配神経に単一の刺激を加えると強縮が起こる。(=正答)
❌ 誤り。単一刺激で起こるのは単収縮である。正しくは、強縮は高頻度の反復刺激で単収縮が加重して起こる(弛緩が残るものが不完全強縮、滑らかに融合したものが完全強縮)。
❌ 誤り。単一刺激で起こるのは単収縮である。正しくは、強縮は高頻度の反復刺激で単収縮が加重して起こる(弛緩が残るものが不完全強縮、滑らかに融合したものが完全強縮)。
5. 単収縮が連続して起こると階段現象がみられる。
✅ 正しい。休止していた筋に単収縮を起こす程度の刺激を繰り返すと、1回ごとの収縮張力が少しずつ大きくなる。これを階段現象という。
✅ 正しい。休止していた筋に単収縮を起こす程度の刺激を繰り返すと、1回ごとの収縮張力が少しずつ大きくなる。これを階段現象という。
【試験対策ポイント】
| 刺激 | 起こる収縮 |
|---|---|
| 単一刺激 | 単収縮 |
| 単収縮を起こす刺激の反復(休止後) | 階段現象(張力が段々に増す) |
| 高頻度の反復刺激 | 加重 → 不完全強縮 → 完全強縮 |
- 興奮収縮連関の順:活動電位 → T管 → 筋小胞体からCa²⁺放出 → トロポニンに結合 → 収縮
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