OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午前 第75問

病理学概論第57回午前

第57回 作業療法士国家試験 午前 第75問(病理学概論)の正答は 4 です。異形成(dysplasia)は、細胞の形・大きさ・配列が乱れた異型細胞が増える変化で、癌に進む可能性がある前癌病変として扱われる(子宮頸部異形成など)。

問題
前癌病変になる進行性病変はどれか。
  1. 1. 萎縮
  2. 2. 肥大
  3. 3. 変性
  4. 4. 異形成 ✓
  5. 5. アポトーシス

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 60%標準

30人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 異形成

異形成(dysplasia)は、細胞の形・大きさ・配列が乱れた異型細胞が増える変化で、癌に進む可能性がある前癌病変として扱われる(子宮頸部異形成など)。細胞が増える方向の変化なので進行性病変に入る。


【各選択肢の解説】

1. 萎縮
❌ 誤り。萎縮は一度正常の大きさに達した臓器・組織が小さくなる変化である。正しくは、退行性病変であり前癌病変ではない。
2. 肥大
❌ 誤り。肥大は進行性病変だが、細胞の数は変わらず個々の細胞が大きくなる適応的な変化である。正しくは、細胞の異型を伴わないため、前癌病変ではない。
3. 変性
❌ 誤り。変性は細胞内や間質に異常な物質がたまる変化である。正しくは、退行性病変であり前癌病変ではない。
4. 異形成
✅ 正しい。異型を伴う細胞の増殖で、程度が強くなると上皮内癌、さらに浸潤癌へ進みうる。
5. アポトーシス
❌ 誤り。アポトーシスは遺伝子にプログラムされた細胞死である。正しくは、不要な細胞や傷ついた細胞を除く細胞死であり、前癌病変ではない。

【試験対策ポイント】

分類主な病変
進行性病変肥大・過形成・再生・化生・異形成
退行性病変萎縮・変性・壊死
細胞死壊死(ネクローシス)・アポトーシス
  • 前癌病変=異型を伴う増殖(異形成)。肥大・過形成は異型がない
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