第57回 作業療法士国家試験 午前 第76問
臨床医学第57回午前
第57回 作業療法士国家試験 午前 第76問(臨床医学)の正答は 5 です。健康な成人が覚醒・安静・閉眼しているときの背景活動はα波(8〜13Hz)で、後頭部優位にみられる。
問題
脳波検査について誤っているのはどれか。
- 1. 開眼するとα波が抑制される。
- 2. 周波数はα波よりβ波の方が大きい。
- 3. ノンレム睡眠では高振幅徐波が出現する。
- 4. 小児では成人に比べて背景活動の周波数が低い。
- 5. 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である。 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 47.6%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である。
健康な成人が覚醒・安静・閉眼しているときの背景活動はα波(8〜13Hz)で、後頭部優位にみられる。θ波(4〜8Hz未満)は成人の覚醒時の背景活動ではない。否定設問なので5番が誤りの記述=正答。
【各選択肢の解説】
1. 開眼するとα波が抑制される。
✅ 正しい。閉眼安静でみられるα波は、開眼や暗算などの精神活動で減衰・消失する(α波減衰、α阻止)。
✅ 正しい。閉眼安静でみられるα波は、開眼や暗算などの精神活動で減衰・消失する(α波減衰、α阻止)。
2. 周波数はα波よりβ波の方が大きい。
✅ 正しい。β波は約14Hz以上でα波(8〜13Hz)より周波数が高い。覚醒して精神活動をしているときに目立つ。
✅ 正しい。β波は約14Hz以上でα波(8〜13Hz)より周波数が高い。覚醒して精神活動をしているときに目立つ。
3. ノンレム睡眠では高振幅徐波が出現する。
✅ 正しい。ノンレム睡眠が深くなると、δ波などの高振幅の徐波が増える(徐波睡眠)。
✅ 正しい。ノンレム睡眠が深くなると、δ波などの高振幅の徐波が増える(徐波睡眠)。
4. 小児では成人に比べて背景活動の周波数が低い。
✅ 正しい。乳幼児の背景活動は徐波が中心で、成長とともに周波数が上がり、思春期ごろまでに成人のα波の水準に近づく。
✅ 正しい。乳幼児の背景活動は徐波が中心で、成長とともに周波数が上がり、思春期ごろまでに成人のα波の水準に近づく。
5. 成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はθ帯域である。(=正答)
❌ 誤り。成人の覚醒時にθ波が背景活動として目立てば異常を疑う。正しくは、成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はα帯域(8〜13Hz)である。
❌ 誤り。成人の覚醒時にθ波が背景活動として目立てば異常を疑う。正しくは、成人の安静覚醒閉眼時の背景活動はα帯域(8〜13Hz)である。
【試験対策ポイント】
| 波 | 周波数 | 主にみられる状態 |
|---|---|---|
| δ波 | 4Hz未満 | 深いノンレム睡眠・乳幼児 |
| θ波 | 4〜8Hz未満 | 浅い睡眠・小児 |
| α波 | 8〜13Hz | 成人の覚醒・安静・閉眼(後頭部優位) |
| β波 | 14Hz以上 | 覚醒・精神活動 |
- 周波数:δ<θ<α<β(ギリシャ文字の順ではない点に注意)
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