第58回 作業療法士国家試験 午前 第33問
作業療法管理学第58回午前
第58回 作業療法士国家試験 午前 第33問(作業療法管理学)の正答は 1 です。否定設問なので、事実と異なる記述が正答である。
問題
作業療法に関する歴史で誤っているのはどれか。
- 1. 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。 ✓
- 2. 呉秀三は欧州における作業の効果を紹介した。
- 3. Jean Ayresは感覚統合療法を提唱した。
- 4. 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化した。
- 5. Philippe Pinelは道徳療法を始めた。
正答:1番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 9.1%参考値
22人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。
否定設問なので、事実と異なる記述が正答である。加藤普佐次郎は呉秀三のもとで、松沢病院の精神障害者に対する作業療法を進めた人物で、結核患者の作業療法の人ではない。
【各選択肢の解説】
1. 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。
❌ 誤り(=正答)。加藤普佐次郎は東京府立松沢病院で、精神障害者に農耕などの作業を取り入れた作業療法を実践した。正しくは、精神科作業療法に貢献した。
❌ 誤り(=正答)。加藤普佐次郎は東京府立松沢病院で、精神障害者に農耕などの作業を取り入れた作業療法を実践した。正しくは、精神科作業療法に貢献した。
2. 呉秀三は欧州における作業の効果を紹介した。
✅ 正しい。呉秀三は欧州に留学して精神医学を学び、帰国後に作業を用いた治療を紹介し、松沢病院などで導入した。日本の精神科作業療法の基礎を築いた精神科医である。
✅ 正しい。呉秀三は欧州に留学して精神医学を学び、帰国後に作業を用いた治療を紹介し、松沢病院などで導入した。日本の精神科作業療法の基礎を築いた精神科医である。
3. Jean Ayresは感覚統合療法を提唱した。
✅ 正しい。A. Jean Ayresは米国の作業療法士で、感覚情報の統合の障害が学習や行動の困難につながるとする感覚統合理論を示し、その治療法を体系化した。
✅ 正しい。A. Jean Ayresは米国の作業療法士で、感覚情報の統合の障害が学習や行動の困難につながるとする感覚統合理論を示し、その治療法を体系化した。
4. 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化した。
✅ 正しい。高木憲次は整形外科医で、「療育」の考え方を提唱し、治療と教育を合わせた肢体不自由児の支援を体系化した。
✅ 正しい。高木憲次は整形外科医で、「療育」の考え方を提唱し、治療と教育を合わせた肢体不自由児の支援を体系化した。
5. Philippe Pinelは道徳療法を始めた。
✅ 正しい。Pinelはフランスの精神科医で、精神障害者を鎖から解放し、人道的な処遇と規則正しい生活・作業を重んじる道徳療法(moral treatment)を始めた。
✅ 正しい。Pinelはフランスの精神科医で、精神障害者を鎖から解放し、人道的な処遇と規則正しい生活・作業を重んじる道徳療法(moral treatment)を始めた。
【試験対策ポイント】
| 人物 | 業績 |
|---|---|
| Pinel | 精神障害者を鎖から解放・道徳療法 |
| 呉秀三 | 欧州の作業治療を紹介・日本の精神科作業療法の基礎 |
| 加藤普佐次郎 | 松沢病院で精神障害者の作業療法を実践 |
| 高木憲次 | 「療育」を提唱・肢体不自由児の療育を体系化 |
| A. Jean Ayres | 感覚統合理論・感覚統合療法 |
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