OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午前 第62問

生理学第58回午前

第58回 作業療法士国家試験 午前 第62問(生理学)の正答は 5 です。誤っているものを選ぶ問題。

問題
深部腱反射で誤っているのはどれか。
  1. 1. 錘内筋線維が受容器となる。
  2. 2. 感覚入力はⅠa線維を介する。
  3. 3. 運動出力はα運動ニューロンを介する。
  4. 4. Renshaw細胞はα運動ニューロンから入力を受ける。
  5. 5. γ運動ニューロンの興奮により深部腱反射は減弱する。 ✓

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 32.7%難問

49人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — γ運動ニューロンの興奮により深部腱反射は減弱する。

誤っているものを選ぶ問題。γ運動ニューロンが興奮すると錘内筋線維が収縮し、筋紡錘の伸張に対する感度が上がる。そのため深部腱反射は亢進する。「減弱」が向きの逆である。


【各選択肢の解説】

1. 錘内筋線維が受容器となる。
✅ 正しい。深部腱反射の受容器は筋紡錘で、その中の錘内筋線維とそこに巻き付く感覚神経終末が筋の伸張を感じ取る。
2. 感覚入力はⅠa線維を介する。
✅ 正しい。筋紡錘からの伸張の情報はⅠa線維で脊髄後角から入り、前角のα運動ニューロンに直接(単シナプス性に)伝わる。
3. 運動出力はα運動ニューロンを介する。
✅ 正しい。α運動ニューロンが錘外筋線維を収縮させ、腱を叩かれた筋が収縮する。
4. Renshaw細胞はα運動ニューロンから入力を受ける。
✅ 正しい。Renshaw細胞はα運動ニューロンの軸索の反回側枝から興奮性入力を受け、そのα運動ニューロンを抑制する(反回抑制)。
5. γ運動ニューロンの興奮により深部腱反射は減弱する。
❌ 誤り(=正答)。γ運動ニューロンは錘内筋線維を収縮させて筋紡錘を張った状態に保ち、少しの伸張でもⅠa線維が発火しやすくなる。正しくは、γ運動ニューロンの興奮により深部腱反射は亢進する。

【試験対策ポイント】

要素深部腱反射での役割
筋紡錘(錘内筋線維)伸張の受容器
Ⅰa線維求心路(単シナプス性)
α運動ニューロン遠心路(錘外筋を収縮)
γ運動ニューロン錘内筋を収縮させ感度を上げる=反射は亢進
Renshaw細胞α運動ニューロンを反回抑制
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