OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午前 第74問

運動学第58回午前

第58回 作業療法士国家試験 午前 第74問(運動学)の正答は 1・2 です。遠心性収縮は、関節が筋の作用と逆向きに動くのを筋がブレーキをかけて制御するときに起こる。

問題
正常歩行で遠心性収縮をする筋はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 踵接地から足底接地までの前脛骨筋 ✓
  2. 2. 足底接地から立脚中期までの下腿三頭筋 ✓
  3. 3. 立脚中期から踵離地までの大殿筋
  4. 4. 加速期から遊脚中期までの内側広筋
  5. 5. 遊脚中期から減速期までの腸腰筋

正答:1・2番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 37.8%難問

45人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:1・2番 — 踵接地から足底接地までの前脛骨筋・足底接地から立脚中期までの下腿三頭筋

遠心性収縮は、関節が筋の作用と逆向きに動くのを筋がブレーキをかけて制御するときに起こる。その時期に関節がどちらへ動き、その筋が活動しているかで判断する。


【各選択肢の解説】

1. 踵接地から足底接地までの前脛骨筋
✅ 正しい(=正答)。踵が着いた後、足関節は底屈して足底が床に着く。背屈筋である前脛骨筋は伸ばされながら働き、足底が床に打ち付けられないよう制御する。
2. 足底接地から立脚中期までの下腿三頭筋
✅ 正しい(=正答)。足底が着いた後、下腿が足の上を前へ倒れて足関節は背屈していく。底屈筋である下腿三頭筋は伸ばされながら働き、下腿の前傾を制御する。
3. 立脚中期から踵離地までの大殿筋
❌ 誤り。この時期、股関節は伸展していくが、大殿筋はほとんど活動しない。正しくは、大殿筋が主に活動するのは遊脚期の終わり〜立脚期の初め(踵接地前後)で、荷重を受け止めて股関節を伸展位に保つ。
4. 加速期から遊脚中期までの内側広筋
❌ 誤り。この時期の膝の動きは主に下肢の振り子運動によるもので、内側広筋の活動は小さい。正しくは、内側広筋を含む大腿四頭筋が遠心性収縮をするのは踵接地〜足底接地で、荷重による膝の屈曲を制御するときである。
5. 遊脚中期から減速期までの腸腰筋
❌ 誤り。正しくは、腸腰筋が主に活動するのは踵離地〜加速期で、股関節を屈曲させて下肢を前へ振り出す。遊脚中期〜減速期に股関節屈曲と膝伸展にブレーキをかけて遠心性収縮をするのはハムストリングスである。

【試験対策ポイント】

時期遠心性収縮をする主な筋制御する動き
踵接地〜足底接地前脛骨筋足関節底屈
踵接地〜足底接地大腿四頭筋膝関節屈曲
足底接地〜踵離地下腿三頭筋下腿の前傾(足関節背屈)
遊脚中期〜減速期ハムストリングス股関節屈曲・膝関節伸展
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