第58回 作業療法士国家試験 午後 第32問
身体障害作業療法第58回午後
第58回 作業療法士国家試験 午後 第32問(身体障害作業療法)の正答は 3 です。機能回復訓練の課題は、できることから始めて少しずつ難しくするのが原則である。
問題
脳卒中片麻痺の上肢に対する機能回復訓練の課題内容で適切なのはどれか。
- 1. 運動は巧緻運動から粗大運動にする。
- 2. 運動速度は速いものから遅いものにする。
- 3. 課題は単純なものから複雑なものにする。 ✓
- 4. 運動パターンは分離運動から共同運動にする。
- 5. 課題の所要時間は長いものから短いものにする。
正答:3番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 88.5%参考値
26人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 課題は単純なものから複雑なものにする。
機能回復訓練の課題は、できることから始めて少しずつ難しくするのが原則である。単純な課題から複雑な課題へ進めると、成功を重ねながら運動を学習できる。他の選択肢はどれも難しいほうから始める逆の順序になっている。
【各選択肢の解説】
1. 運動は巧緻運動から粗大運動にする。
❌ 誤り。巧緻運動は粗大運動の安定を土台にして成り立つ。正しくは、粗大運動から巧緻運動へ進める。
❌ 誤り。巧緻運動は粗大運動の安定を土台にして成り立つ。正しくは、粗大運動から巧緻運動へ進める。
2. 運動速度は速いものから遅いものにする。
❌ 誤り。速い運動は制御が難しく、代償や誤った動きが出やすい。正しくは、ゆっくりした運動で正確さを確保してから速い運動へ進める。
❌ 誤り。速い運動は制御が難しく、代償や誤った動きが出やすい。正しくは、ゆっくりした運動で正確さを確保してから速い運動へ進める。
3. 課題は単純なものから複雑なものにする。
✅ 正しい。(=正答)関節や動作の要素が少ない課題は成功しやすく、正しい動きを繰り返して学習できる。習得に合わせて要素を増やしていくことで、難易度を段階的に上げられる。
✅ 正しい。(=正答)関節や動作の要素が少ない課題は成功しやすく、正しい動きを繰り返して学習できる。習得に合わせて要素を増やしていくことで、難易度を段階的に上げられる。
4. 運動パターンは分離運動から共同運動にする。
❌ 誤り。片麻痺の上肢は共同運動から分離運動へと回復し(Brunnstrom)、分離運動のほうが難しい。正しくは、共同運動の段階から分離運動を引き出す方向へ進める。
❌ 誤り。片麻痺の上肢は共同運動から分離運動へと回復し(Brunnstrom)、分離運動のほうが難しい。正しくは、共同運動の段階から分離運動を引き出す方向へ進める。
5. 課題の所要時間は長いものから短いものにする。
❌ 誤り。長い課題は疲労を招き、動作の質が落ちやすい。正しくは、短い課題から始めて耐久性に合わせて時間を延ばす。
❌ 誤り。長い課題は疲労を招き、動作の質が落ちやすい。正しくは、短い課題から始めて耐久性に合わせて時間を延ばす。
【試験対策ポイント】
段階づけは「易しい→難しい」でそろえる。
| 軸 | 易しい | 難しい |
|---|---|---|
| 運動の大きさ | 粗大 | 巧緻 |
| 速度 | 遅い | 速い |
| 課題 | 単純 | 複雑 |
| 運動パターン | 共同運動 | 分離運動 |
| 所要時間 | 短い | 長い |
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