第58回 作業療法士国家試験 午後 第33問
作業療法管理学第58回午後
治療に関するインフォームドコンセントで正しいのはどれか。2つ選べ。
1. 患者の同意内容は文書で保存する。
2. 患者は一旦同意したら撤回できない。
3. 治療に伴う軽微な合併症は説明しない。
4. 選択し得るすべての治療法について説明する。
5. 意思決定能力がなくても本人の同意は必須である。
- 1. 患者の同意内容は文書で保存する。 ✓
- 2. 患者は一旦同意したら撤回できない。
- 3. 治療に伴う軽微な合併症は説明しない。
- 4. 選択し得るすべての治療法について説明する。 ✓
- 5. 意思決定能力がなくても本人の同意は必須である。
正答:1・4番
解説
■ 正答:1番・4番
インフォームドコンセントは患者の自己決定権を尊重する倫理的義務であり、説明内容と同意プロセスの適切な記録、複数の治療選択肢の提示が重要です。
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【各選択肢の解説】
1. 患者の同意内容は文書で保存する。
✅ 正しい。同意内容を文書化することで、説明責任を果たすとともに後々の紛争予防となります。医学的・法的に重要な記録です。
2. 患者は一旦同意したら撤回できない。
❌ 誤り。患者は治療途中であっても同意を撤回する権利があります。これは患者の自己決定権の基本です。
3. 治療に伴う軽微な合併症は説明しない。
❌ 誤り。軽微であっても発生する可能性のある合併症は説明する義務があります。患者の正確な判断に必要な情報を隠すべきではありません。
4. 選択し得るすべての治療法について説明する。
✅ 正しい。代替治療や非侵襲的治療を含む選択肢を提示し、それぞれのメリット・デメリット、リスクを説明することがインフォームドコンセントの本質です。
5. 意思決定能力がなくても本人の同意は必須である。
❌ 誤り。患者が意思決定能力を欠く場合は、成年後見人や法定代理人による代理同意が認められます。本人同意のみにこだわるのは現実的ではありません。
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【試験対策ポイント】
・同意内容の文書化:記録として法的価値あり
・同意の撤回権:患者の自己決定権の根幹
・複数治療法の提示:医学的に妥当な選択肢すべてを説明義務