OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午後 第39問

作業療法管理学第58回午後

第58回 作業療法士国家試験 午後 第39問(作業療法管理学)の正答は 4 です。本問は認知症スクリーニング検査の特異度を求める問題である。

問題
認知症の新しいスクリーニング検査法の精度を検証するために、1,000人の高齢者に検査を施行したところ以下のような結果が得られた。この検査法の特異度はどれか。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。(認知症あり・なし、検査陽性:40・50、検査陰性:10・900)
第58回午後第39問 図
  1. 1. 5%
  2. 2. 44%
  3. 3. 80%
  4. 4. 95%
  5. 5. 99%

正答:4番

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解説
■ 正答:4番 — 95%

本問は認知症スクリーニング検査の特異度を求める問題である。図(表)から数値を整理する。

認知症あり認知症なし
検査陽性405090
検査陰性10900910
509501,000

特異度(Specificity)=真陰性数 / (真陰性数+偽陽性数)=認知症なしで陰性 / 認知症なし全体
= 900 / (50 + 900) = 900 / 950 ≒ 0.947… → 四捨五入して 95%



【各選択肢の解説】

1. 5%
❌ 誤り。5%は偽陰性率(10/50×100)に相当し、感度との補数(1-感度)である。
2. 44%
❌ 誤り。陽性予測値=40/90≒44%に相当する。
3. 80%
❌ 誤り。感度(Sensitivity)=40/50=80%に相当する。
4. 95%
✅ 正しい。特異度=900/950≒94.7%→四捨五入で95%。
5. 99%
❌ 誤り。陰性予測値=900/910≒98.9%→約99%に相当する。


【試験対策ポイント】
  • 検査精度の4指標まとめ
指標計算式本問の値
感度(感度)真陽性 / 疾患あり全体40/50=80%
特異度真陰性 / 疾患なし全体900/950≒95%
陽性予測値(PPV)真陽性 / 検査陽性全体40/90≒44%
陰性予測値(NPV)真陰性 / 検査陰性全体900/910≒99%
  • 特異度が高い=「疾患のない人を正しく陰性と判定する能力が高い」→スクリーニング後の確定診断に有用。
  • 感度+偽陰性率=100%特異度+偽陽性率=100%
✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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