第58回 作業療法士国家試験 午後 第38問
臨床医学第58回午後
第58回 作業療法士国家試験 午後 第38問(臨床医学)の正答は 4 です。誤嚥性肺炎の管理は、胃の内容物や唾液を気道に入れない姿勢と、口の中の細菌を減らすことが柱である。
問題
誤嚥性肺炎への対応で正しいのはどれか。
- 1. 食事直後に臥位で休憩させる。
- 2. 酸素投与中はベッド上安静にする。
- 3. 絶飲食中に口腔ケアは不要である。
- 4. 就寝時にベッドの頭位を軽度挙上する。 ✓
- 5. 総エネルギー必要量は肺炎の重症度から算出する。
正答:4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 85.7%参考値
21人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 就寝時にベッドの頭位を軽度挙上する。
誤嚥性肺炎の管理は、胃の内容物や唾液を気道に入れない姿勢と、口の中の細菌を減らすことが柱である。就寝中に上体を少し起こしておくと、胃からの逆流と唾液の誤嚥を減らせる。
【各選択肢の解説】
1. 食事直後に臥位で休憩させる。
❌ 誤り。食後すぐに横になると胃の内容物が逆流し、誤嚥しやすくなる。正しくは、食後しばらくは座位か上体を起こした姿勢を保つ。
❌ 誤り。食後すぐに横になると胃の内容物が逆流し、誤嚥しやすくなる。正しくは、食後しばらくは座位か上体を起こした姿勢を保つ。
2. 酸素投与中はベッド上安静にする。
❌ 誤り。安静臥床が続くと体力や嚥下機能が落ち、痰も出しにくくなる。正しくは、酸素投与中でも呼吸や循環が安定していれば、酸素飽和度をみながら座位・離床を進める。
❌ 誤り。安静臥床が続くと体力や嚥下機能が落ち、痰も出しにくくなる。正しくは、酸素投与中でも呼吸や循環が安定していれば、酸素飽和度をみながら座位・離床を進める。
3. 絶飲食中に口腔ケアは不要である。
❌ 誤り。食べていなくても口の中では細菌が増え、その細菌を含む唾液を誤嚥すると肺炎を起こす。正しくは、絶飲食中も口腔ケアを行う。
❌ 誤り。食べていなくても口の中では細菌が増え、その細菌を含む唾液を誤嚥すると肺炎を起こす。正しくは、絶飲食中も口腔ケアを行う。
4. 就寝時にベッドの頭位を軽度挙上する。
✅ 正しい。(=正答)上体を少し起こすと重力で胃の内容物が食道に上がりにくくなり、就寝中の逆流と唾液の誤嚥を減らせる。
✅ 正しい。(=正答)上体を少し起こすと重力で胃の内容物が食道に上がりにくくなり、就寝中の逆流と唾液の誤嚥を減らせる。
5. 総エネルギー必要量は肺炎の重症度から算出する。
❌ 誤り。肺炎の重症度は計算に使う要素の1つにすぎない。正しくは、総エネルギー必要量は基礎エネルギー消費量(Harris-Benedictの式など、体重・身長・年齢・性別から求める)に活動係数とストレス係数を掛けて求める。
❌ 誤り。肺炎の重症度は計算に使う要素の1つにすぎない。正しくは、総エネルギー必要量は基礎エネルギー消費量(Harris-Benedictの式など、体重・身長・年齢・性別から求める)に活動係数とストレス係数を掛けて求める。
【試験対策ポイント】
| 対応 | 理由 |
|---|---|
| 就寝時の頭位挙上 | 逆流と唾液の誤嚥を減らす |
| 食後しばらく座位 | 食後の逆流を防ぐ |
| 絶飲食中も口腔ケア | 口の中の細菌を減らす |
| 状態が安定すれば離床 | 体力・嚥下機能・排痰を保つ |
総エネルギー必要量=基礎エネルギー消費量×活動係数×ストレス係数。
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