第58回 作業療法士国家試験 午後 第63問
生理学第58回午後
第58回 作業療法士国家試験 午後 第63問(生理学)の正答は 2 です。視神経乳頭は網膜の神経線維が集まって眼球の外へ出ていく部位で、光を受ける視細胞(錐体・桿体)がない。
問題
視覚で正しいのはどれか。
- 1. 明順応には20分程度かかる。
- 2. 視神経乳頭は視覚受容器を欠く。 ✓
- 3. ビタミンC欠乏で夜盲症となる。
- 4. 近視では網膜の後方に焦点を結ぶ。
- 5. 毛様体筋は遠くを見るときに収縮する。
正答:2番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.5%標準
44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 視神経乳頭は視覚受容器を欠く。
視神経乳頭は網膜の神経線維が集まって眼球の外へ出ていく部位で、光を受ける視細胞(錐体・桿体)がない。そのため視野ではこの部分が盲点(Mariotte盲点)になる。
【各選択肢の解説】
1. 明順応には20分程度かかる。
❌ 誤り。20〜30分程度かかるのは暗所に入ったときの暗順応(桿体のロドプシン再合成に時間がかかる)。正しくは明順応は短時間(数分以内)で完了する。
❌ 誤り。20〜30分程度かかるのは暗所に入ったときの暗順応(桿体のロドプシン再合成に時間がかかる)。正しくは明順応は短時間(数分以内)で完了する。
2. 視神経乳頭は視覚受容器を欠く。
✅ 正しい(=正答)。視神経乳頭には視細胞がなく、ここに結んだ像は感じ取れない。これが生理的な盲点である。
✅ 正しい(=正答)。視神経乳頭には視細胞がなく、ここに結んだ像は感じ取れない。これが生理的な盲点である。
3. ビタミンC欠乏で夜盲症となる。
❌ 誤り。夜盲症は桿体の視物質ロドプシンの材料(レチナール)が不足して起こる。正しくはビタミンA欠乏で夜盲症となる(ビタミンC欠乏は壊血病)。
❌ 誤り。夜盲症は桿体の視物質ロドプシンの材料(レチナール)が不足して起こる。正しくはビタミンA欠乏で夜盲症となる(ビタミンC欠乏は壊血病)。
4. 近視では網膜の後方に焦点を結ぶ。
❌ 誤り。網膜の後方に焦点を結ぶのは遠視。正しくは近視では網膜の前方に焦点を結び、遠くが見えにくい。
❌ 誤り。網膜の後方に焦点を結ぶのは遠視。正しくは近視では網膜の前方に焦点を結び、遠くが見えにくい。
5. 毛様体筋は遠くを見るときに収縮する。
❌ 誤り。毛様体筋が収縮すると毛様体小帯(チン小帯)がゆるみ、水晶体が自らの弾性で厚くなって屈折力が上がる。正しくは毛様体筋は近くを見るときに収縮し、遠くを見るときは弛緩する。
❌ 誤り。毛様体筋が収縮すると毛様体小帯(チン小帯)がゆるみ、水晶体が自らの弾性で厚くなって屈折力が上がる。正しくは毛様体筋は近くを見るときに収縮し、遠くを見るときは弛緩する。
【試験対策ポイント】
- 暗順応:20〜30分程度/明順応:短時間
- 夜盲症=ビタミンA欠乏/壊血病=ビタミンC欠乏
- 近視=網膜の前方に焦点/遠視=網膜の後方に焦点
- 近くを見る:毛様体筋収縮→小帯弛緩→水晶体が厚くなる
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