OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第58回 作業療法士国家試験 午後 第85問

人間発達学第58回午後

第58回 作業療法士国家試験 午後 第85問(人間発達学)の正答は 5 です。Ⅰ型呼吸不全とⅡ型呼吸不全の鑑別:

問題
Ⅱ型呼吸不全では正常で、Ⅰ型呼吸不全で増加するのはどれか。
  1. 1. 1秒率
  2. 2. 肺活量
  3. 3. 動脈血酸素分圧
  4. 4. 動脈血二酸化炭素分圧
  5. 5. 肺胞気-動脈血酸素分圧較差

正答:5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 30%参考値

10人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — 肺胞気-動脈血酸素分圧較差

Ⅰ型呼吸不全とⅡ型呼吸不全の鑑別:

  • Ⅰ型:PaO₂低下のみ(PaCO₂は正常〜低下)→ 拡散障害・換気血流不均等が主な原因
  • Ⅱ型:PaO₂低下+PaCO₂上昇(換気不全・低換気)
肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO₂)はⅠ型では増大するが、単純な低換気(Ⅱ型の純粋な低換気)では正常のまま。


【各選択肢の解説】

1. 1秒率
❌ 誤り。1秒率は肺の気流制限(閉塞性換気障害)を示す指標。Ⅰ型・Ⅱ型の呼吸不全の種類によっては変化するが、どちらかのみで増加するものではない。
2. 肺活量
❌ 誤り。肺活量は拘束性換気障害の指標。呼吸不全の型で特異的に変化するものではない。
3. 動脈血酸素分圧(PaO₂)
❌ 誤り。PaO₂の低下はⅠ型・Ⅱ型両方で認められる。どちらかのみで増加するわけではない。
4. 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO₂)
❌ 誤り。PaCO₂の上昇はⅡ型呼吸不全の特徴。Ⅰ型呼吸不全ではPaCO₂は正常〜低下(過換気代償のため)。
5. 肺胞気-動脈血酸素分圧較差(A-aDO₂)
✅ 正しい。A-aDO₂はⅠ型呼吸不全(拡散障害・換気血流不均等)で増大する。純粋な低換気(Ⅱ型の一部)ではA-aDO₂は正常。

【試験対策ポイント】

指標Ⅰ型(酸素化障害)Ⅱ型(換気不全)
PaO₂
PaCO₂正常〜↓
A-aDO₂↑(増大)正常

Ⅱ型呼吸不全の代表:COPD・神経筋疾患・肥満低換気症候群(CO₂が溜まる疾患群)
Ⅰ型呼吸不全の代表:肺炎・肺水腫・ARDS(酸素化障害が主体)


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