第59回 作業療法士国家試験 午前 第64問
生理学第59回午前
第59回 作業療法士国家試験 午前 第64問(生理学)の正答は 1・3 です。肺拡散能は、肺胞から毛細血管へのガスの移動しやすさで、拡散面積(肺胞表面積)・肺胞-毛細血管膜の厚さ・肺毛細血管の血液量とヘモグロビン量で決まる。
問題
肺拡散能に影響を与えるのはどれか。2つ選べ。
- 1. ヘモグロビン ✓
- 2. 死腔換気量
- 3. 肺胞表面積 ✓
- 4. 気道抵抗
- 5. 残気量
正答:1・3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 24.1%難問
54人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・3番 — ヘモグロビン・肺胞表面積
肺拡散能は、肺胞から毛細血管へのガスの移動しやすさで、拡散面積(肺胞表面積)・肺胞-毛細血管膜の厚さ・肺毛細血管の血液量とヘモグロビン量で決まる。換気(空気の出入り)の指標と区別する。
【各選択肢の解説】
1. ヘモグロビン(=正答)
✅ 正しい。拡散したCO・O₂はヘモグロビンと結合するため、ヘモグロビン量が減る(貧血)と肺拡散能(DLCO)は低下し、増える(多血症)と上昇する。
✅ 正しい。拡散したCO・O₂はヘモグロビンと結合するため、ヘモグロビン量が減る(貧血)と肺拡散能(DLCO)は低下し、増える(多血症)と上昇する。
2. 死腔換気量
❌ 誤り。死腔はガス交換に関わらない部分の換気で、肺胞換気量(換気の効率)に影響する。正しくは、拡散能を決めるのは膜の面積・厚さと血液側の因子であり、死腔換気量は含まれない。
❌ 誤り。死腔はガス交換に関わらない部分の換気で、肺胞換気量(換気の効率)に影響する。正しくは、拡散能を決めるのは膜の面積・厚さと血液側の因子であり、死腔換気量は含まれない。
3. 肺胞表面積(=正答)
✅ 正しい。拡散量は面積に比例する。肺気腫などで肺胞表面積が減ると肺拡散能は低下する。
✅ 正しい。拡散量は面積に比例する。肺気腫などで肺胞表面積が減ると肺拡散能は低下する。
4. 気道抵抗
❌ 誤り。気道抵抗は空気の通りやすさで、閉塞性障害(1秒量の低下)に関わる。正しくは、ガスの拡散は肺胞-毛細血管膜で起こり、気道抵抗は拡散能を決める因子ではない。
❌ 誤り。気道抵抗は空気の通りやすさで、閉塞性障害(1秒量の低下)に関わる。正しくは、ガスの拡散は肺胞-毛細血管膜で起こり、気道抵抗は拡散能を決める因子ではない。
5. 残気量
❌ 誤り。残気量は最大呼気後に肺に残る空気の量(肺気量分画)である。正しくは、拡散能を決めるのは膜の面積・厚さ・肺毛細血管血液量・ヘモグロビンであり、残気量はこれに含まれない。
❌ 誤り。残気量は最大呼気後に肺に残る空気の量(肺気量分画)である。正しくは、拡散能を決めるのは膜の面積・厚さ・肺毛細血管血液量・ヘモグロビンであり、残気量はこれに含まれない。
【試験対策ポイント】
- 拡散能を下げる:肺胞表面積の減少(肺気腫)・膜の肥厚(間質性肺炎・肺線維症)・貧血
- 換気の指標(死腔・気道抵抗・肺気量分画)と拡散の指標を混同しない
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