第59回 作業療法士国家試験 午後 第54問
解剖学第59回午後
第59回 作業療法士国家試験 午後 第54問(解剖学)の正答は 5 です。温痛覚は、後根から入った一次ニューロンが後角で二次ニューロンに接続し、二次ニューロンの線維が前白交連で反対側へ交叉して外側脊髄視床路を上行し、視床を経て大脳皮質の感覚野へ届く。
問題
温痛覚の経路はどれか。
- 1. 脊髄小脳路
- 2. 皮質脊髄路
- 3. 前脊髄視床路
- 4. 網様体脊髄路
- 5. 外側脊髄視床路 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 76.1%やさしい
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 外側脊髄視床路
温痛覚は、後根から入った一次ニューロンが後角で二次ニューロンに接続し、二次ニューロンの線維が前白交連で反対側へ交叉して外側脊髄視床路を上行し、視床を経て大脳皮質の感覚野へ届く。
【各選択肢の解説】
1. 脊髄小脳路
❌ 誤り。正しくは、筋や腱からの深部感覚(意識にのぼらない固有感覚)を小脳へ伝える上行路である。
❌ 誤り。正しくは、筋や腱からの深部感覚(意識にのぼらない固有感覚)を小脳へ伝える上行路である。
2. 皮質脊髄路
❌ 誤り。正しくは、大脳皮質から脊髄前角へ随意運動の指令を伝える下行路(錐体路)で、感覚の経路ではない。
❌ 誤り。正しくは、大脳皮質から脊髄前角へ随意運動の指令を伝える下行路(錐体路)で、感覚の経路ではない。
3. 前脊髄視床路
❌ 誤り。正しくは、粗大な触覚・圧覚を伝える経路である。同じ脊髄視床路でも、温痛覚は外側を通る。
❌ 誤り。正しくは、粗大な触覚・圧覚を伝える経路である。同じ脊髄視床路でも、温痛覚は外側を通る。
4. 網様体脊髄路
❌ 誤り。正しくは、脳幹の網様体から脊髄へ向かう下行路で、姿勢の保持や筋緊張の調節に関わる。
❌ 誤り。正しくは、脳幹の網様体から脊髄へ向かう下行路で、姿勢の保持や筋緊張の調節に関わる。
5. 外側脊髄視床路
✅ 正しい(=正答)。脊髄の側索を上行する。脊髄の高さで交叉するので、片側の脊髄が傷つくと反対側の温痛覚が障害される。
✅ 正しい(=正答)。脊髄の側索を上行する。脊髄の高さで交叉するので、片側の脊髄が傷つくと反対側の温痛覚が障害される。
【試験対策ポイント】
| 感覚 | 経路 | 交叉の高さ |
|---|---|---|
| 温痛覚 | 外側脊髄視床路 | 脊髄(前白交連) |
| 粗大触覚・圧覚 | 前脊髄視床路 | 脊髄 |
| 識別性触覚・意識される深部感覚 | 後索-内側毛帯路 | 延髄 |
| 意識されない深部感覚 | 脊髄小脳路 | 小脳へ |
脊髄半側損傷(Brown-Séquard症候群)=損傷側の運動麻痺・深部感覚障害+反対側の温痛覚障害。
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