第60回 作業療法士国家試験 午前 第1問
作業療法評価学第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第1問(作業療法評価学)の正答は 1・5 です。図の2本の線(基本軸と移動軸)が、関節可動域表示ならびに測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)の定めどおりに引かれているかを1つずつ照合する。
問題
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準1995年)を図に示す。基本軸と移動軸で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩甲帯屈曲 ✓
- 2. 肩水平屈曲
- 3. 手尺屈
- 4. 股外旋
- 5. 足背屈 ✓
正答:1・5番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 57.8%標準
45人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・5番 — 肩甲帯屈曲・足背屈
図の2本の線(基本軸と移動軸)が、関節可動域表示ならびに測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)の定めどおりに引かれているかを1つずつ照合する。肩甲帯屈曲と足背屈が規定と一致する。
【各選択肢の解説】
1. 肩甲帯屈曲
✅ 正しい(=正答)。上から見た図で、2本の線は両側の肩峰を結ぶ線と、頭頂と肩峰を結ぶ線で、肩が前方へ動く向きに角度をとっている。規定(基本軸=両側の肩峰を結ぶ線、移動軸=頭頂と肩峰を結ぶ線)と一致する。
✅ 正しい(=正答)。上から見た図で、2本の線は両側の肩峰を結ぶ線と、頭頂と肩峰を結ぶ線で、肩が前方へ動く向きに角度をとっている。規定(基本軸=両側の肩峰を結ぶ線、移動軸=頭頂と肩峰を結ぶ線)と一致する。
2. 肩水平屈曲
❌ 誤り。図は前方へ挙げた上腕に沿う線(矢状面に平行な線)を起点に、上腕の無い斜めの細線まで角度をとっており、移動軸が上腕骨に沿っていない。正しくは、肩関節90°外転位から、基本軸=肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸=上腕骨で測る。
❌ 誤り。図は前方へ挙げた上腕に沿う線(矢状面に平行な線)を起点に、上腕の無い斜めの細線まで角度をとっており、移動軸が上腕骨に沿っていない。正しくは、肩関節90°外転位から、基本軸=肩峰を通る矢状面への垂直線、移動軸=上腕骨で測る。
3. 手尺屈
❌ 誤り。図の細線は手関節から手部の外へ斜めに引かれ、第3中手骨に沿っていない。太線も前腕の中央ではなく橈側(母指側)寄りにある。正しくは、基本軸=前腕の中央線、移動軸=第3中手骨。
❌ 誤り。図の細線は手関節から手部の外へ斜めに引かれ、第3中手骨に沿っていない。太線も前腕の中央ではなく橈側(母指側)寄りにある。正しくは、基本軸=前腕の中央線、移動軸=第3中手骨。
4. 股外旋
❌ 誤り。図の細線は下腿から外側へ離れた方向に引かれ、矢印も外側を向く。座位で股関節を外旋すると下腿は内側へ動くので、図の向きは内旋にあたり、細線も下腿に沿っていない。正しくは、基本軸=膝蓋骨より下ろした垂直線、移動軸=下腿中央線(膝蓋骨中心より足関節内外果中央を結ぶ線)で、外旋では下腿が内側へ動く。
❌ 誤り。図の細線は下腿から外側へ離れた方向に引かれ、矢印も外側を向く。座位で股関節を外旋すると下腿は内側へ動くので、図の向きは内旋にあたり、細線も下腿に沿っていない。正しくは、基本軸=膝蓋骨より下ろした垂直線、移動軸=下腿中央線(膝蓋骨中心より足関節内外果中央を結ぶ線)で、外旋では下腿が内側へ動く。
5. 足背屈
✅ 正しい(=正答)。図は下腿(腓骨)に沿う線への垂直線と足底面の2本で、つま先が上がる向きに角度をとっている。規定(基本軸=腓骨への垂直線、移動軸=足底面)と一致する。
✅ 正しい(=正答)。図は下腿(腓骨)に沿う線への垂直線と足底面の2本で、つま先が上がる向きに角度をとっている。規定(基本軸=腓骨への垂直線、移動軸=足底面)と一致する。
【試験対策ポイント】
関節可動域表示ならびに測定法(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会)
| 運動 | 基本軸 | 移動軸 |
|---|---|---|
| 肩甲帯屈曲 | 両側の肩峰を結ぶ線 | 頭頂と肩峰を結ぶ線 |
| 肩水平屈曲 | 肩峰を通る矢状面への垂直線 | 上腕骨 |
| 手尺屈 | 前腕の中央線 | 第3中手骨 |
| 股外旋 | 膝蓋骨より下ろした垂直線 | 下腿中央線 |
| 足背屈 | 腓骨への垂直線 | 足底面 |
股の内旋・外旋は、名前と下腿の動く向きが逆になる(外旋=下腿は内側へ)点がひっかけになりやすい。
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