第60回 作業療法士国家試験 午前 第28問
作業療法評価学第60回午前
第60回 作業療法士国家試験 午前 第28問(作業療法評価学)の正答は 1・4 です。段階2は「重力の影響を除いた肢位で全可動域を動かせる」段階で、運動が床と平行な面で起こるように肢位を選ぶ。
問題
Danielsらの徒手筋力テスト(段階2)の検査と検査肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. 肩甲骨挙上 ―― 腹臥位 ✓
- 2. 肩屈曲 ―― 座位
- 3. 肘伸展 ―― 側臥位
- 4. 股外転 ―― 背臥位 ✓
- 5. 膝伸展 ―― 腹臥位
正答:1・4番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 27.3%難問
33人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1・4番 — 肩甲骨挙上 ―― 腹臥位・股外転 ―― 背臥位
段階2は「重力の影響を除いた肢位で全可動域を動かせる」段階で、運動が床と平行な面で起こるように肢位を選ぶ。肩甲骨挙上は腹臥位、股外転は背臥位で、どちらも運動が水平面になる。
【各選択肢の解説】
1. 肩甲骨挙上 ―― 腹臥位
✅ 正しい(=正答)。腹臥位では肩をすくめる運動(肩甲骨が頭側へ動く)が床と平行になり、重力の影響を除いて全可動域を動かせるかをみる。
✅ 正しい(=正答)。腹臥位では肩をすくめる運動(肩甲骨が頭側へ動く)が床と平行になり、重力の影響を除いて全可動域を動かせるかをみる。
2. 肩屈曲 ―― 座位
❌ 誤り。座位で肩を屈曲すると上肢を重力に抗して持ち上げることになり、段階3の検査の条件になる。正しくは、重力の影響を除くため、側臥位で上肢を支えて屈曲が床と平行な面で起こる肢位で段階2をみる。
❌ 誤り。座位で肩を屈曲すると上肢を重力に抗して持ち上げることになり、段階3の検査の条件になる。正しくは、重力の影響を除くため、側臥位で上肢を支えて屈曲が床と平行な面で起こる肢位で段階2をみる。
3. 肘伸展 ―― 側臥位
❌ 誤り。段階2の肘伸展では、前腕の運動が水平面になるよう上腕を台に支える。正しくは、座位で肩を外転させて上腕を台に乗せ、台の上で肘を伸展させる肢位で行う。
❌ 誤り。段階2の肘伸展では、前腕の運動が水平面になるよう上腕を台に支える。正しくは、座位で肩を外転させて上腕を台に乗せ、台の上で肘を伸展させる肢位で行う。
4. 股外転 ―― 背臥位
✅ 正しい(=正答)。背臥位で下肢を床面上で横へ開く運動は水平面で起こるため、重力の影響を除いて全可動域を動かせるかをみる。
✅ 正しい(=正答)。背臥位で下肢を床面上で横へ開く運動は水平面で起こるため、重力の影響を除いて全可動域を動かせるかをみる。
5. 膝伸展 ―― 腹臥位
❌ 誤り。段階2の膝伸展では、下腿の運動が水平面になる肢位をとる。正しくは、検査する側を上にした側臥位で、上の下肢を支えて膝を伸展させる。
❌ 誤り。段階2の膝伸展では、下腿の運動が水平面になる肢位をとる。正しくは、検査する側を上にした側臥位で、上の下肢を支えて膝を伸展させる。
【試験対策ポイント】
段階2の肢位は「その運動が床と平行になる姿勢」を考えれば導ける(Daniels 新・徒手筋力検査法)。
| 運動 | 段階2の肢位 |
|---|---|
| 肩甲骨挙上 | 腹臥位 |
| 肩屈曲 | 側臥位 |
| 股外転 | 背臥位 |
| 膝伸展 | 側臥位 |
段階3の肢位(重力に抗する姿勢)と段階2の肢位を入れ替えたものがひっかけになる。
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