OTカコモン — 作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午前 第28問

作業療法評価学第60回午前
Danielsらの徒手筋力テスト(段階2)の検査と検査肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。 1. 肩甲骨挙上 ―― 腹臥位 2. 肩屈曲 ―― 座位 3. 肘伸展 ―― 側臥位 4. 股外転 ―― 背臥位 5. 膝伸展 ―― 腹臥位
  1. 1. 肩甲骨挙上 ―― 腹臥位 ✓
  2. 2. 肩屈曲 ―― 座位
  3. 3. 肘伸展 ―― 側臥位
  4. 4. 股外転 ―― 背臥位 ✓
  5. 5. 膝伸展 ―― 腹臥位

正答:1・4番

解説
# 第60回 第A028問 解説 ■ 正答:1番・4番(複数正答) > ⚠️ この問題は1番と4番が正答として処理されています。 MMT段階2は「重力を除いた状態での全可動域の運動が可能」な状態であり、検査肢位は重力の影響を除くように設定される。肩甲骨挙上(僧帽筋上部)のMMT2では腹臥位で重力の影響を最小化し、股外転(中殿筋)のMMT2では背臥位で実施することが正しい。 --- 【各選択肢の解説】 1. 肩甲骨挙上 ―― 腹臥位 ✅ 正しい。肩甲骨挙上のMMT2は腹臥位で重力を除いた状態(上肢を下に下ろした状態)で肩甲骨を挙上させる。 2. 肩屈曲 ―― 座位 ❌ 誤り。肩屈曲のMMT2は側臥位で行い、重力の影響を除いた状態で前方挙上をさせる。座位では重力に抗する運動となりMMT3以上の検査に相当する。 3. 肘伸展 ―― 側臥位 ❌ 誤り。肘伸展(上腕三頭筋)のMMT2は肩を90°外転させた状態での水平面運動(座位または腹臥位で肩外転位)で行う。側臥位は一般的ではない。 4. 股外転 ―― 背臥位 ✅ 正しい。股外転(中殿筋)のMMT2は背臥位で重力を除いた状態(水平面での外転)で実施する。 5. 膝伸展 ―― 腹臥位 ❌ 誤り。膝伸展(大腿四頭筋)のMMT2は側臥位で行い、重力を除いた状態での膝伸展を評価する。腹臥位は伸展に重力が加わる方向によっては適切でない。 --- 【試験対策ポイント】 MMT段階2の検査肢位の原則:**重力を除去(除重力)した肢位**で実施。重力の方向に垂直な平面での運動になるよう肢位を設定する。頻出の組み合わせ:「**股外転=背臥位**」「**肩甲骨挙上=腹臥位**」「**肩屈曲=側臥位**」「**膝伸展=側臥位**」。 ---
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