OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第60回 作業療法士国家試験 午後 第26問

作業療法評価学第60回午後

第60回 作業療法士国家試験 午後 第26問(作業療法評価学)の正答は 1 です。作業活動と、それによって改善が期待される機能の組合せを問う問題です。

問題
作業と改善が期待される機能の組合せで最も適切なのはどれか。
  1. 1. 籠のかご編み ― 視覚運動協応
  2. 2. 機織りの整経 ― 手指巧緻性
  3. 3. 陶芸のたたら作り ― 構成能力
  4. 4. 和紙のちぎり絵作り ― 記憶力
  5. 5. フィンガーペインティング ― 手指筋力

正答:1番

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解説
■ 正答:1番 — 籠のかご編み ― 視覚運動協応

作業活動と、それによって改善が期待される機能の組合せを問う問題です。かご編みは編み目を見ながら手を動かす作業で、視覚運動協応の改善が期待できます。


【各選択肢の解説】

1. 籠のかご編み ― 視覚運動協応
✅ 正しい。編み目を見て手指を操作する作業で、視覚と運動の協応を促します。
2. 機織りの整経 ― 手指巧緻性
❌ 誤り。整経は糸を一定の長さ・本数に整える工程で、巧緻性より段取り・両側協調や持久性の要素が中心です。
3. 陶芸のたたら作り ― 構成能力
❌ 誤り。たたら(板状の粘土)作りは主に手の操作・力加減で、構成能力とは結びつきにくい。
4. 和紙のちぎり絵作り ― 記憶力
❌ 誤り。ちぎり絵は手指操作・視覚運動協応や創造性が中心で、記憶力訓練が主目的ではありません。
5. フィンガーペインティング ― 手指筋力
❌ 誤り。フィンガーペインティングは感覚刺激・情緒の発散が中心で、筋力増強が目的ではありません。

【試験対策ポイント】

作業活動と改善機能の組合せ問題は、その作業の主たる要素は何かを考える。視覚運動協応=見ながら手を動かす作業(かご編み・モザイク・ビーズ)。フィンガーペインティングは感覚・情緒面(発散・カタルシス)、ちぎり絵は手指操作・協応が中心。「筋力増強」「記憶力」など、作業の本質とずれた機能を当てはめた選択肢が誤りになりやすい。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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